ビクター、HDDを内蔵したD4端子搭載プログレッシブワイドTV


6月初旬発売

標準価格:オープンプライス

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 日本ビクター株式会社は、HDDを内蔵したプログレッシブワイドTV「AV-32/28DD2(NETWORK HDDシリーズ)」を6月初旬から発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は32型の「AV-32DD2」が28万円前後、28型の「AV-28DD2」が23万円前後と見込まれる。

 NETWORK HDDシリーズの最大の特徴は、20GB HDDを内蔵していること。通常の録画や、予約録画はもちろんのこと、追っかけ再生などのタイムシフト再生も可能。なお、タイムシフト再生用の領域は、チャンネルを変えるごとにクリアされる。そのため、チャンネル変更時のタイムラグはほとんどく、通常のテレビと同じ感覚で操作可能。しかし、チャンネルを変更すると、その前に視聴していた番組を、さかのぼって再生することができなくなる。

記録モードビットレート録画時間
SPモード6.4Mbps約7時間
LPモード4.5Mbps約10時間
EPモード3.2Mbps約14時間
SEPモード2.2Mbps約20時間
 HDDの録画モードはSPモード、LPモード、EPモード、SEPモードの4種類から選択する。録画時間はそれぞれ、約7時間、約10時間、約14時間、約20時間。最高画質のSPモードでも、ビットレートが6.4Mbpsに抑えられており、画質よりも録画時間を優先した設定となっている。

 なお、内蔵HDDを40GBへ倍増するサービスも、夏頃に予定しているという。

 内蔵チューナは地上波×2、アナログBSで、デジタルBSチューナは内蔵していない。同社では、「BSデジタルチューナ内蔵モデルも秋ぐらいには考えている」としている。

 プログレッシブ回路は、上下左右の画素を調べて477万画素から動きレベルを検出する「ナチュラルプログレッシブ回路」を採用。BSデジタルチューナ接続時に効果を発揮する「HDレンジCRTドライバ(広帯域映像化回路)」も搭載している。

 また、BSデジタルと地上波、プログレッシブDVDと地上波など、異なるフォーマットのソースも2画面表示できる「新マルチ画面機能」を装備。さらに、HDDに記録した映像と、現在の地上放送の2画面表示も可能となっている。

 そのほか、HDDレコーダ専用の機能として、最後に記録した番組をワンタッチで再生する「クイックビュー」機能や、MPEG特有のノイズを低減する「MPEGクリア」機能も備えている。また、最大360倍速再生まで可能で、1.5倍速再生時には音声も再生される。

 入力端子は、コポジット、S映像に加え、D4端子も2系統装備。プロブレッシブDVDなどの480p入力も、アスペクト切り替えができる。なお、D4(720)入力はD2(480p)に変換して表示されるほか、D端子からの入力はHDDに録画ができないという制限がある。そのため、BSデジタルチューナを接続して録画するには、コポジットまたは、S端子にも接続する必要がある。

【主な仕様】
AV-32DD2AV-28DD2
ブラウン管
リアルフラットブラウン管
受信チャンネル
VHF:1~12ch、UHF:13~62ch、CATV:C13~C38
BS:1/3/5/7/9/11/13/15ch
総合音声出力
10W×2
スピーカー
(3cm×10cm)×2個、丸10cm×1個
HDD容量
20GB
ビデオ入力
4系統4端子(うち前面1系統)
S映像入力
4系統4端子(うち前面1系統)
D4入力
2系統2端子
モニター出力
1系統1端子(HDD録画出力兼用)
オーディオ出力
1系統1端子(固定)
そのほかの端子
ヘッドホン出力、AVコンピュリンク3
BSデコーダ
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
832×542×543mm
734×483×489mm
質量
58.9kg
44.4kg
消費電力
209W
182W

□日本ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/products/tv/AV-32DD2.html

(2001年5月15日)

[furukawa@impress.co.jp]

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