シャープ、USB経由でパソコンにTV録画可能な液晶ディスプレイ
―TVチューナ内蔵、D1端子搭載


6月22日発売

標準価格:オープンプライス

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 シャープ株式会社は、TVチューナとMPEG-2エンコーダを内蔵した15インチ液晶ディスプレイ「LL-M1550A」を6月22日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は14万円前後の見込み。

 LL-M1550Aの最大の特徴は、TVチューナとMPEG-2エンコーダを内蔵したこと。USBケーブルでPCと接続して、TV放送をパソコンのHDDにMPEG-2/MPEG-1で録画できる。録画には、添付の専用ソフト「PixeStationTV(Windows 98/Me対応)」を使用する。なお、録画するパソコンは、CPUがPentium II 450MHz、メモリは64MB以上が必要。

 録画解像度はMPEG-2が720×480ドット、MPEG-1は352×240ドット。ビットレートはMPEG-2では約6Mbps(高画質)、約4Mbps(標準)、約2Mbps(低画質)の3種類が、MPEG-1では約1.5Mbps(標準)の1種類が用意されている。なお、連続して録画できるのは4GBまで。

 通常の録画や、予約のほかインターネット上の番組表「iEPG」予約にも対応。編集ソフト「PixeDV/EX」も付属しており、録画した映像を編集することもできる。また、追っかけ再生などの、タイムシフト再生も可能。

 ディスプレイ単独でTVとして使用することもでき、リモコンも付属する。外部入力は、アナログRGB、コポジット入力2系統(S映像1系統)に加え、D1端子を1系統を装備する(ビデオ映像入力と切り替え式)。

 また、本体前面にはPCカードスロットを備えており、パソコンからUSB経由でアクセス可能。その両側にはバスレフ方式のステレオスピーカー(2W+2W)を内蔵しているほか、移相式マトリクスサラウンドシステムも備えている。

 なお、インタレース・プログレッシブ変換チップは、動き補正プログレッシブ変換と、テレシネ変換タイプ自動検出プログレッシブ変換の2つの方式に対応している。

 液晶には15インチ低反射ブラックTFT液晶(1,024×768ドット)を採用。応答速度は25ms、コントラスト350:1、視野角が上下左右170度と、TV視聴を考慮した仕様となっている。また、クロック、フェーズ、画面位置、コントラスト、黒レベルを自動的に調整する「画面自動調整」機能も搭載する。


【主な仕様】

  • 液晶:低反射ブラックTFT液晶(1,024×768ドット)
  • 画素ピッチ:0.297mm
  • 最大表示色:約1,677万色
  • 最大輝度:300cd/m2
  • コントラスト比:350:1
  • 視野角:上下170°/左右170°
  • 映像入力:アナログRGB(ミニD-sub15ピン)、コンポジット(RCA)×2、S映像×1、D1端子×1
  • 音声入力:ミニステレオジャック、RCAピン(L/R)×2
  • ヘッドホン端子:ミニステレオジャック×1
  • 対応周波数:水平24.8~60.2kHz、垂直56~75Hz
  • カラーマネージメント:sRGB、Microsoft ICM、Macintosh Color Syncプロファイル(ICC準拠)
  • USB:アップストリーム×1、ダウンストリーム×2
  • MPEG-2エンコーダ:GlobeSpan製iTVC12
  • PCカード:Type2×1
  • 消費電力:最大62W
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ):370×180×366mm幅×奥行×高さ
  • 質量:約5.6kg

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/010516.html
□製品情報
http://www.sharp.co.jp/products/llm1550a/index.html

(2001年5月16日)

[furukawa@impress.co.jp]

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