デンオン、DTS-ESデコーダを内蔵した7.1chAVアンプ
-AAC/ドルビープロロジック IIにも対応しD4端子も装備


発売日:7月中旬

標準価格:138,000円

連絡先:電機事業本部 宣伝部
     Tel.03-3584-8308



 日本コロムビア株式会社(DENON)は、AVアンプ「AVC-3550-N」を7月中旬に発売する。価格は138,000円。ドルビーデジタルに加え、DTS-ES、MPEG-AAC、ドルビープロロジック IIのデコーダも搭載し、入出力端子にコンポーネント端子、D4端子を備えたAVアンプ。同社のAVアンプ「AVC-3500」の後継機となる。

 DTS-ESは、6.1chソースをデコードする「ディスクリート6.1」と、リアL/Rからマトリクス処理によりサラウンドバックチャンネルを取り出す「マトリクス6.1」に対応。また、DTSが開発したマトリクス処理により2chソースをマルチチャンネル化する「NEO:6」モードも装備、「MUSIC」、「CINEMA」の2モードが用意されている。

 同社のディスクリート回路「D.D.S.C(Dinamic Discrete Surround Circuit)」をブラッシュアップした「New D.D.S.Cデジタル」を採用。パワーアンプも、7ch全てが同一パワー、同一レスポンスの完全ディスクリートで、実用最大出力は各180W。電源部は大型パワートランスと、高速整流ダイオード2個を並列接続し、AVC-3500よりも大容量のブロックコンデンサを採用した。また、ラジエータはアルミ押し出し材を使用して振動を抑制。トランスをアンプ/デジタル部で完全に独立させるなど、回路間の干渉を抑えて高音質化を図っている。

 DSPには、32bitの浮動小数点演算処理を行なう、アナログデバイセズと共同開発の「32bit floating type DSP」を採用。また、D/Aコンバータは全chで96kHz/24bitのものを採用している。

 サラウンドモードは、すべてのソースで6.1chの再生に対応。5.1chソースからサラウンドバックチャンネルを追加する「Wide Screen」や、「ジャズクラブ」、「ロックアリーナ」など音場をシミュレートするモードを備えている。

 入出力端子として、コンポーネント端子(入力/出力×各1)、D端子(入力×2、出力×1)のほか、デジタルオーディオ入力4系統(光×3、同軸×1)、アナログオーディオ入力×9、S/コンポジットビデオ入力×5、S/コンポジットビデオ出力×3を装備。8ch外部入力端子、プリアウト出力端子も搭載している。

 また、サラウンドスピーカーは、A/B2系統でサラウンドモードごとに切り替え可能。サブウーファのクロスオーバー周波数も80/100/120Hzから選択できる。

 液晶表示/バックライト装備の学習リモコンが付属。設定項目をモニタに出力するオンスクリーン機能も備えている。

【主な仕様】

  • 定格出力:110W×7(8Ω、20Hz~20kHz、T.H.D.0.05%)/150W(6Ω、1kHz、T.H.D.0.7%)
  • 実用最大出力:180W×7(6Ω、EIAJ)
  • 周波数特性:10Hz~100kHz(+0dB、-3dB)(ダイレクトモード時)
  • 消費電力:315W
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ):434×416×171mm
  • 質量:17.0kg

□デンオンのホームページ
http://www.denon.co.jp/
□ニュースリリース
http://elec.denon.co.jp/japan/n_043.html

(2001年7月4日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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