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TI、SACD/DVD-AudioをサポートするD/Aコンバータ
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量産開始:7月16日
サンプル価格:600円
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は16日、SACD/DVD-Audioなどをサポートするオーディオ用D/Aコンバータ「DSD1702」を発表した。サンプルはすでに出荷され、16日より量産を開始している。サンプル価格は600円。
独自開発のSACD用DSD(Direct Stream Digital)フィルタ、PCMフィルタを内蔵。SACD用の量子化記録方式DSDでのサンプリングレートは2.8224MHz、DVD-Audio用のPCMでは最大192kHzまで対応している。
同社は1月にハイエンド向けDSD/PCM用D/Aコンバータ「PCM1738」を出荷しているが、今回の「DSD1702」普及価格帯向けの製品。SACD/DVD-Audioなどのユニバーサルプレーヤーをはじめ、SACDプレーヤー、AVレシーバ、カーオーディオなど、SACDとDVD-Audio の再生に対応する各種オーディオ製品への搭載を見込んでいる。また、「DSD1702」のマルチ・チャンネル・モデルも年内の市場投入を目指して現在開発中だという。
【主な仕様】
- データワード長(PCMフォーマット時):16/18/20/24ビット
- サンプリング・レート
- 最大192kHz(PCMフォーマット時)
- 2.8224MHz(DSDフォーマット時)
- システム・クロック
- 128/192/256/384/512/768fs(PCMフォーマット時)
- 256/384/512/768fs(DSDフォーマット時)
- ダイナミックレンジ:106dB(標準)
- SNR:106dB (標準)
- THD+N:0.0015% (標準)
- フルスケール出力:3.1Vp-p (標準)
- DSDフィルタパスバンド:50kHz、70kHz、60kHz(-3dB時)
- PCM用x8オーバーサンプリング・デジタルフィルタ
- ストップバンドアッテネータ:-60dB
- パスバンドリップル:±0.02dB
- プログラマブルモード
- デジタルアッテネータ
- デジタルディエンファシス
- デジタルフィルタ・ロールオフ(シャープまたは スロー)
- ソフトミュート
- ゼロ検出ミュート
- ゼロ・フラグ(各出力)
- 電源:+5Vアナログ、3.3Vデジタル
- パッケージ:20ピンQSOP
□日本TIのホームページ
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/news/scj0149.htm
□関連記事
【3月13日】テキサスインスツルメンツ、DVD-Audio用8chD/Aコンバータ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010313/ti.htm
【3月6日】テキサスインスツルメンツ、24bit、192KHzステレオD/Aコンバータ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010306/ti.htm
(2001年7月17日)
[fujiwa-y@impress.co.jp]
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