「DX3600 Zoom」は、230万画素CCDと光学2倍ズームを搭載したデジタルカメラ。画像の転送や本体の充電などを行なうUSB接続のカメラドック(クレードル)を同梱している。ボディは樹脂製。 記録媒体にはCF Type 1を採用し、さらに本体に8MBメモリを内蔵。電源には単3ニッケル水素電池パックを使用し、カメラドックに装着したまま充電ができる。また、市販の単3ニッケル水素電池も利用可能。 1,800×1,200ドットと900×600ドットの静止画に加え、QuickTime形式の音声付き動画も記録できる。解像度は320×240ドットと、160×120ドットの2種類。連続記録時間はそれぞれ35秒と90秒となっている。
DX3600 Zoomの最大の特徴は、カメラドック経由で画像の転送からプリントまでを行なう「Kodak EasySareシステム」を採用したこと。これは、同梱の「Kodak ピクチャーソフトウェア」を使用することで、パソコンへの画像転送、メールへの添付と送信、プリンタ出力、オンラインプリントの注文などが、カメラドック経由で行なえるというもの。「初心者が難しいと感じる転送などの操作を、ワンボタン、またはツーボタンで簡単に行なえる」としている。
メールの編集、送信機能は、同ソフト内蔵のものを使用。送りたい画像を選択すると、自動的にリサイズされる。プリント機能は、インストール済みのプリンタドライバを利用。 オンラインプリントは、店頭でプリントする「PhotoClick@Retail」と、同社の基幹ラボでプリントする「Print@Kodak」の2種類を選択可能。 10月中旬開始予定の「PhotoClick@Retail」は、指定の店頭でプリントを受け取るタイプ。代金も店頭で支払う。また、8月1日開始のサービス「Print@Kodak」では、プリントは店頭受け取りと、ユーザー宅への直送の2種類を選択できる。直送の場合、クレジットカード決済となる。
なお、これまで同社のデジタルカメラには「DC」の型番がついていたが、これからは「EasyShareシステム」と、カメラドック対応のものを「DX」とし、順次製品を投入していくという。 また、DX3600 Zoomのカメラドックは専用タイプで、他機種とのカメラドックの互換性については「今のところデジタルカメラ同士の互換性を考えていない」との回答があった。ただし、他のデジタルカメラメーカーにも採用を呼びかけており、「何社か良い反応を得ている」という。
記者発表の冒頭、堀義和社長は「業界全体でプリントなどが減っているが、唯一デジタルカメラが伸びており、どんどん一般化している。しかし、デジタルカメラはファイル転送やプリントが面倒。そこで、銀塩プリント並の簡単なインフラを構築中で、本機はその中核となる」と挨拶した。
http://www.kodak.co.jp/ □「DX3600 Zoom」のニュースリリース http://www.kodak.co.jp/JP/ja/corp/news/01037ci.shtml □「Print@Kodak」のニュースリリース http://www.kodak.co.jp/JP/ja/corp/news/01038ci.shtml □「EasyShareシステム」のニュースリリース http://www.kodak.co.jp/JP/ja/corp/news/01036ci.shtml (2001年7月25日) [orimoto@impress.co.jp] |
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