オンキヨー、薄型筐体の5.1chDVDシステム「L5」シリーズ
―AVアンプはAAC、ドルビープロロジックIIに対応


9月10日発売

標準価格:「TX-L5(S)」50,000円
     「DV-L5(S)」40,000円
     「HTP-L5」40,000円

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 オンキヨー株式会社は、AACとドルビープロロジックII対応のAVアンプを中核にした、統一デザインのDVD視聴システム「L5」シリーズを発表した。AVアンプ、DVDプレーヤー、5.1chスピーカーパッケージをラインナップし、全機種とも9月10日に発売される。

 価格は、AVアンプ「TX-L5(S)」が50,000円、DVDプレーヤー「DV-L5(S)」と5.1chスピーカーパッケージ「HTP-L5」がともに40,000円となっている。




■ TX-L5(S)

TX-L5(S)
 ドルビーデジタル、dts、MPEG-2 AAC、ドルビープロロジック IIデコーダを搭載したAVアンプ。定格出力は22W×5ch。AM/FMチューナも内蔵する。

 クリスタル製の24ビット96kHzのD/Aコンバータを採用。ノイズ低減のためアルミニウム押し出し大型ヒートシンクを搭載するほか、耐熱設計のトランスを採用するなど、音質に配慮した設計となっている。また、ダウンミックス時での劣化を防ぐ「ノン・スケーリング・コンフィグレーション」も内蔵する。

 サラウンドモードは「オーケストラ」、「アンプラグド」、「スタジオミックス」、「オールチャンネルステレオ」、「TVロジック」の5モード。このほか、小音量時に低域を持ち上げる「アコースティックコントロールスウィッチ」を搭載している。

 映像入力は、Sビデオ×3系統、コンポジット×3系統を装備し、コンポーネントは非搭載。 映像出力としてはSビデオ×2系統、コンポジット×2系統を備える。音声系は、入力に光デジタル×3系統、アナログ×5系統を搭載し、出力はアナログ×3系統、サブウーファプリアウト×1系統、ヘッドフォン×1系統となっている。

 外形寸法は435×377×81mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.1kg。リモコンが付属するほか、同社製の機器とリモコンで連携できる「RI端子」も搭載している。

【TX-L5(S)の主な仕様】

  • 定格出力(6Ω):22W×5
  • 実用最大出力(6Ω):28W×5
  • ダイナミックパワー:26W×2ch(フロント・6Ω)、22W×2ch(フロント・8Ω)
  • ダンピングファクタ:40(8Ω)
  • 周波数特性:10Hz~70kHz(±1.5dB、DVD、ステレオ時)
  • アンプ部S/N比:100dB(DVD)
  • チューナ部S/N比:70dB(FM STEREO)
  • 消費電力:90W
  • 映像入力:S×3系統、コンポジット×3系統
  • 映像出力:S×2系統、コンポジット×2系統
  • 音声入力:光デジタル×3系統、アナログ×5系統
  • 音声出力:アナログ×3系統、サブウーファプリアウト×1系統、ヘッドフォン×1系統
  • 外形寸法:435×377×81mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:6.1kg



■ DV-L5(S)

DV-L5(S)
 AVアンプの「TX-L5」とデザインの統一を図ったDVDプレーヤー。2波長ツインフォーカスピックアップを採用し、CD-R/RW、MP3の再生も可能。また、「ダイレクト・デジタル・パス回路」の搭載により、「クリーンでダイレクトなデジタル信号を実現した」としている。D/Aコンバータは、映像が10ビット27MHz、音声が2ビット192kHz。

 最大15タイトル分の設定を記憶できる「コンディションメモリー機能」を内蔵。また、ディスプレイの焼付を防ぐ「スクリーンセーバー機能」も搭載する。

 映像出力端子として、D1、コンポーネント、Sビデオ、コンポジットを1系統ずつ搭載。音声系は、光デジタル出力とアナログ出力をそれぞれ2系統備えている。

【DV-L5(S)の主な仕様】

  • 水平解像度:約540本
  • 音声周波数特性:DVDリニアPCM=48kHz(4Hz~22kHz)、96kHz(4Hz~44kHz)
                CDオーディオ=4Hz~20kHz
  • S/N比:100dB以上
  • ダイナミックレンジ:96dB以上
  • 映像出力:D1×1系統、コンポーネント×1系統、S×1系統、コンポジット×1系統
  • 音声出力:光デジタル×2系統、アナログ×2系統
  • 消費電力:11W
  • 外形寸法:435×353.5×81mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:3.7kg



■ HTP-L5

HTP-L5
 サテライトスピーカー「D-L5」5本と、アクティブ型サブウーファ「SL-105」の5.1chスピーカーパッケージ。

 サテライトスピーカーの「D-L5」は、ユニットに8cmのフルレンジタイプを使用。また、軽量、高剛性、高内部ロスを実現したというOMFダイヤフラムを採用し、アルミキャビネットに実装している。外形寸法は85×112×120mm(幅×奥行き×高さ)、重量0.7kg。

 また、内部構造には、振動板とエッジの接合部で起こる伝搬波の反射を低減するという「Sライン・エッジ」を採用。スピーカーターミナルはワンタッチ式で、本体にブラケット対応の60mmピッチのネジ穴、壁掛け用穴を装備する。

【サテライトスピーカー D-L5の主な仕様】

  • 形式:フルレンジ・バスレフ型
  • ユニット:8cm OMFダイヤフラム×1
  • 定格インピーダンス:6Ω
  • 最大入力:40W
  • 定格周波数範囲:125Hz~25kHz
  • キャビネット内容積:0.8l
  • 外形寸法:85×112×120mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:0.7kg
 木目デザインのサブウーファ「SL-105」は、最大入力40Wのアンプを搭載するバスレフ型。20cmウーファを採用し、キャビネットはMDF仕様となっている。「D-L5」同様、「Sライン・エッジ」を採用する。

 クロスオーバー周波数は50~200Hzの可変タイプ。外形寸法は235×404×416mm(幅×奥行き×高さ) 。ワンタッチ式のスピーカーターミナルと、RCA入力端子も搭載し、オートスタンバイ機能も内蔵する。

【サブウーファ SL-105の主な仕様】

  • 形式:アンプ内蔵バスレフ型
  • ユニット:20cm OMFダイヤフラム×1
  • 入力インピーダンス:4.7kΩ(スピーカーレベル入力)、12kΩ(ライン入力)
  • 実用最大出力:75W(5Ω)
  • 再生周波数範囲:30~200Hz
  • ハイカットフィルター:50~200Hz可変
  • 消費電力:53W
  • 外形寸法:235×404×416mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:12.5kg
□オンキヨーのホームページ
http://www.onkyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www3.onkyo.co.jp/what/news.nsf/view/new_lstyle?OpenDocument

(2001年8月3日)

[orimoto@impress.co.jp]

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