予定価格:9,800円
「TMPGEnc」は、堀 浩行氏が開発した無償配布のソフトウェアMPEG-1エンコーダ。プロジーグループは、その「TMPGEnc」に試用期間無制限(無償配布版は1カ月限定)のMPEG-2エンコード機能と、CD-R/RWへライティング機能を追加して、2001年夏に発売すると発表していた。 しかし、今回新たに、インテル株式会社と共同プロジェクトで、Pentium 4(SSE2)へ最適化するほか、動画編集機能を追加。「Professional版としての完成度を高めるため開発期間を延長し、発売延期とした」と延期の理由を説明している。 現在公開されているバージョンでも、既にSSE2対応となっているが、「今回の最適化処理により、SSE2環境での処理速度が飛躍的に向上することが望める」という。なお、Pentium 4最適化プログラムを取り込んだプレバージョンの無料版「TMPGEnc」は、2001年9月に公開が予定されている。 また、現バージョンの無料版でも、MPEGの分割や結合機能はあるが、Professional版では、一般的な動画編集ソフトのような編集が可能になる。さらに、エフェクト機能として、カットイン/クロスフェード/ワイプといった「トランジション」、半透明合成/加算合成/減算合成/乗算合成/アルファチャンネルサポートの「画面合成」、「テロップ」、「クロマキー合成」、任意の速度への変換といった機能も搭載する。 「DVキャプチャ機能や、キャプチャカードとの連携機能の搭載予定はない」とのことだが、キャプチャした素材さえあれば、他の動画編集ソフトが無くても、TMPGEnc Professionalだけである程度完結できるようになる。
□プロジーグループのホームページ (2001年8月10日)
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