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今回初めて映像化される「戦闘妖精・雪風」は、'84年に発表され、第16回日本SF大会「星雲賞」(日本長編部門)を受賞。また、15年を経た'99年に、続編の「グッドラック 戦闘妖精・雪風」も発表されている。 「雪風」は、フェアリイ空軍・特殊戦・第五飛行戦隊所属 深井零がパイロットを務める、高性能コンピュータを搭載した戦術偵察用戦闘機スーパーシルフのパーソナルネーム。 南極大陸に当然出現した強大な霧の柱。その正体が、異星体ジャムの地球侵略用超空間通路と判明。地球防衛機構は、「通路」の向こう側「惑星 フェアリイ」上でジャムの進攻を食い止めるため、フェアリイ空軍を設立し、前哨基地を置いた。 深井零の任務は、戦闘情報の収集と「必ず帰還する」こと。そのためには、味方を見殺しにすることもいとわない。そんな彼が、唯一心を開く存在は、上官のブッカー少佐と、「雪風」のみだった。 そして、ある任務で、雪風と零は激しい追撃にあい、絶体絶命の状態に陥る。まさに、その時、雪風は零の制御を離れ、自立コントロールを宣言する。そこから、零の想像を越えた雪風の真の能力が明らかになる。そして、ジャムは、執拗に雪風を狙い接触を試みる。しかし、ジャムが認識している本当の敵が、人類であるのかはわからない……。
「LightWave 3D Ver.6.5」で描いた3Dのメカ画像データを、「セル・シェーダー」などの画像処理方法により、輪郭を持つセル画風の2D画像に変換。2D処理で描かれるキャラクタ画像とのマッチングを図っている。 また、制作スタッフは、2000年夏に航空自衛隊の全面協力により、小松基地で実機取材を実施。大倉雅彦監督と、竹内敦志3D特技監督は、パイロット装備をフルに装着してF-15DJ(複座型F-15)の後席に搭乗し、模擬離陸を体験した。 さらに、機体やミサイルだけでなく、管制塔やスクランブル待機室、整備格納庫など、立ち入りが厳しく制限されている施設内部まで取材。加えて、音響監督の鶴岡陽太は、音ロケも実施。駐機場や、滑走路脇で実機のジェットサウンド録音した。この努力により、DVDにはドルビーデジタル5.1chで収録される。なお、エンディングテーマはムッシュかまやつが担当する。 「戦闘妖精・雪風」のDVDは全5巻で、2002年春にリリースがスタートする予定。収録時間は、1巻のみ45分で、それ以外は各30分となっている。詳細は未定だが、DVD版には映像特典なども入る予定。
なお、バンダイビジュアルによれば「第1巻発売後、1年~1年半の間に、皆さんの手元に全巻揃うようにしたい」とのことだ。
□バンダイビジュアルのホームページ (2001年8月20日) [furukawa@impress.co.jp] |
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