SF小説「戦闘妖精・雪風」が初の映像化
-DVDが2002年春からリリース開始


2002月春リリース開始

標準価格:未定


 バンダイビジュアル株式会社は、神林長平の代表作「戦闘妖精・雪風」(早川書房)を初めて映像化することを決定。8月18日、幕張メッセで開催された「第40回日本SF大会」の会場内で制作発表を行なった。

下段左から半時計回りに、株式会社GONZO代表取締役 杉濱章司、原作者 神林長平、大倉雅彦 監督、竹内敦志 3D特技監督、鶴岡陽太 音響監督、塩野道玄(ザ蟹)、三柴理(ザ蟹)、SFマガジン編集長 塩沢快浩、杉山潔プロデューサー
 発表会には、原作者の神林長平のほか、大倉雅彦監督、竹内敦志3D特技監督、鶴岡陽太 音響監督、音楽を担当したザ蟹(三柴理、塩野道玄)、杉山潔プロデューサー(バンダイビジュアル)、株式会社GONZO代表取締役 杉濱章司、SFマガジン編集長 塩沢快浩が出席した。

 今回初めて映像化される「戦闘妖精・雪風」は、'84年に発表され、第16回日本SF大会「星雲賞」(日本長編部門)を受賞。また、15年を経た'99年に、続編の「グッドラック 戦闘妖精・雪風」も発表されている。

 「雪風」は、フェアリイ空軍・特殊戦・第五飛行戦隊所属 深井零がパイロットを務める、高性能コンピュータを搭載した戦術偵察用戦闘機スーパーシルフのパーソナルネーム。

 南極大陸に当然出現した強大な霧の柱。その正体が、異星体ジャムの地球侵略用超空間通路と判明。地球防衛機構は、「通路」の向こう側「惑星 フェアリイ」上でジャムの進攻を食い止めるため、フェアリイ空軍を設立し、前哨基地を置いた。

 深井零の任務は、戦闘情報の収集と「必ず帰還する」こと。そのためには、味方を見殺しにすることもいとわない。そんな彼が、唯一心を開く存在は、上官のブッカー少佐と、「雪風」のみだった。

 そして、ある任務で、雪風と零は激しい追撃にあい、絶体絶命の状態に陥る。まさに、その時、雪風は零の制御を離れ、自立コントロールを宣言する。そこから、零の想像を越えた雪風の真の能力が明らかになる。そして、ジャムは、執拗に雪風を狙い接触を試みる。しかし、ジャムが認識している本当の敵が、人類であるのかはわからない……。

会場で公開されたPV
【MPEG-1】kaze.mpg
(約19MB/3分46秒、688kbps)

【WM8】kaze.wmv
(約6.77MB/3分46秒、246kbps)
 今回の映像化にあたり、フルデジタルアニメ「青の6号」を、「3Dメカ + 2Dキャラ」という映像演出で制作したクリエーター集団「GONZO」が協力。

 「LightWave 3D Ver.6.5」で描いた3Dのメカ画像データを、「セル・シェーダー」などの画像処理方法により、輪郭を持つセル画風の2D画像に変換。2D処理で描かれるキャラクタ画像とのマッチングを図っている。

 また、制作スタッフは、2000年夏に航空自衛隊の全面協力により、小松基地で実機取材を実施。大倉雅彦監督と、竹内敦志3D特技監督は、パイロット装備をフルに装着してF-15DJ(複座型F-15)の後席に搭乗し、模擬離陸を体験した。

 さらに、機体やミサイルだけでなく、管制塔やスクランブル待機室、整備格納庫など、立ち入りが厳しく制限されている施設内部まで取材。加えて、音響監督の鶴岡陽太は、音ロケも実施。駐機場や、滑走路脇で実機のジェットサウンド録音した。この努力により、DVDにはドルビーデジタル5.1chで収録される。なお、エンディングテーマはムッシュかまやつが担当する。

 「戦闘妖精・雪風」のDVDは全5巻で、2002年春にリリースがスタートする予定。収録時間は、1巻のみ45分で、それ以外は各30分となっている。詳細は未定だが、DVD版には映像特典なども入る予定。

 なお、バンダイビジュアルによれば「第1巻発売後、1年~1年半の間に、皆さんの手元に全巻揃うようにしたい」とのことだ。

□バンダイビジュアルのホームページ
http://emotion.bandai.co.jp/
□戦闘妖精・雪風のホームページ
http://www.faf.jp/

(2001年8月20日)

[furukawa@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.