米HP、業界初のDVD+RW/CD-RWコンボドライブを9月に出荷
-実売599ドル、メディアは15.99ドル


9月米国出荷

標準価格:オープンプライス


 米Hewlett-Packard(HP)は、業界初となるDVD+RWとCD-R/RWのコンボドライブを「DVD-writer dvd100i」を発表した。米国での出荷は9月に予定されており、店頭予想価格は599ドル。また、年内に、同社の家庭向けPC「Pavilion」への搭載も予定されている。なお、DVD+RWメディア(店頭予想価格:15.99ドル)も同時に発売される。

 「DVD-writer dvd100i」は内蔵型で、インターフェイスはATAPI。書き込み速度は、2.4/12/10倍速(DVD+RW/CD-R/CD-RW)で、読み込み速度は8/32倍速(DVD/CD)となっている。バンドルソフトは、DVDオーサリングソフト「Sonic Solutions HP MyDVD Video」、音楽CD/CD-ROMとDVD-ROMの書き込みソフト「Veritas HP Recordnow」、CD/DVDにドラッグ&ドロップで書き込める「HP DLA」など。また、「Power DVD」や、「HP Simple Backup」なども付属する。

 DVD+RWは、DVD-RWや、DVD-RAMと同じ相変化方式の書き換え可能なDVD規格。物理層の仕様が、レーザー波長650nm、容量が片面1層4.7GB、トラックピッチ0.74μmと、DVD-ROMとほぼ同じで、既存のDVDビデオ/DVD-ROMとの互換性の高さが特徴となっている。DVD+RWを推進するリコー、ソニー、ヤマハ、三菱化学、Hewlett-Packard、Philips、Thomson multimediaの7Cによれば、「既存のDVDプレーヤーや、DVD-ROMドライブとの互換性は70%程度」という。

 なお、国内では、既にリコーがDVD+RWとCD-R/RWのコンボドライブの発売を表明し、「第3四半期に販売開始を予定している」とアナウンスしている。そのため、近々に正式発表が行なわれると予想される。

 

□Hewlett-Packardのホームページ (英文)
http://www.hp.com/
□ニュースリリース (英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/20aug01a.htm
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【'99年5月26日】米HP、DVD+RWドライブを初めて製品化(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990526/hp.htm

(2001年8月21日)

[furukawa@impress.co.jp]

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