キヤノン、2.5枚/秒連写が可能な400万画素機 「PowerShot G2」

9月中旬発売 標準価格：115,000円 連絡先：キヤノン販売 お客様相談センター 　　　　　Tel.0570-01-9000

　キヤノン株式会社は、光学3倍ズームと400万画素CCDを搭載し、2.5枚/秒の連写が可能なデジタルカメラ「PowerShot G2」を9月中旬に発売する。専用リチウムイオン電池(BP-511)、専用ACアダプタ、32MBのCFカード、USBケーブル、ワイヤレスコントローラなどを同梱したオールインワンパッケージで、価格は115,000円。OSは、Windows 98/Me/2000、Mac OS 8.6～9.1に対応する。

　前モデル「PowerShot G1」から、CCDを300万画素クラスから400万画素クラスに変更したほか、原色フィルタを採用。ボディはシャンパンゴールドカラーのアルミ合金で、G1よりも丸みを帯び、ホールディング性を向上させている。

　静止画の記録解像度は、2,272×1,704/1,600×1,200/1,024×768/640×480ドットの4種類。JPEG(SuperFine/Fine/Normal)のほか、RAWにも対応する。また、Motion JPEG形式での動画撮影も可能。解像度は320×240/160×120ドットで、フレームレートは15fps。音声データはWAVE(モノラル)で記録される。

　PowerShot G2の最大の特徴は連写性能で、2,274×1,704ドット時の速度優先モードで最大2.5枚/秒、最大約5枚(640×480ドットは56枚)の連写ができる。また、画像処理ICには、「EOS D30」で使用されたものに改良を加えた、独自の「新映像エンジン」を搭載。信号処理の高速化および画質の改善がされているという。

【本体正面】 PowerShot G2(左) PowerShot G1(右)	【本体上面】 PowerShot G2(左) PowerShot G1(右)

本体背面

　感度設定は、オートに加え、ISO 50/100/200/400相当に任意に設定可能。ホワイトバランスは、オートのほかに6ポジションを用意。さらに、「くっきりカラー」、「すっきりカラー」、「セピア」、「白黒」の4種類を用意した「色効果ポジション」も備えている。また、液晶モニタにヒストグラムを表示可能。1.3秒以上のスローシャッター時で動作する、ノイズリダクション機能も搭載する。

　電源は付専用リチウムイオン電池で、連続撮影時間は300分。液晶モニタON時には約400枚、OFF時には約1,000枚の撮影ができる。記録メディアは、コンパクトフラッシュType 1/2。パソコンとのインターフェイスはUSB。

　オプションとして、同社製マクロリングライト「MR-14EX」や、スピードライト「220/420/550EX」、ワイドコンバータ/テレコンバータ/クローズアップレンズに対応。そのほかにもカードフォトプリンタ「CP-10」にも対応し、本体液晶モニタでトリミングした画像をそのままプリントできる。

【主な仕様】

• 撮像素子：1/1.8型 約400万画素CCD
• 感度：オート、ISO 50/100/200/400相当(オート時はISO 50～100相当)
• レンズ：F2.0～2.5、焦点距離7～21mm(35mm換算 34～102mm)
• 液晶モニタ：1.8型低温ポリシリコンTFT液晶カラーモニタ(視野率100%)
• 撮影可能距離：通常AF時 70cm～∽
  　　　　　　　　　　マクロAF時 6cm(W)/20cm(T)～70cm
  　　　　　　　　　　マニュアルフォーカス時 6cm(W)/20cm(T)～∽
• 静止画記録画素数：2,272×1,704/1,600×1,200/1,024×768/640×480ドット
• 動画記録時間：320×240ドット124秒/160×120ドット457秒
• 静止画記録フォーマット：JPEG/CCD-RAW
• 動画記録フォーマット：AVI(Motion JPEG、音声モノラルWAVE)
• 撮影可能枚数：液晶モニタオン時 約400枚(付属バッテリ使用時)
  　　　　　　　　　 液晶モニタオフ時 約1,000枚(同)
• 連続撮影時間：約300分(BP-511使用時)
• 電源：専用リチウムイオン電池(BP-511(付属)/BP-512)/専用ACアダプタCA-560/カーバッテリ
• 外形寸法：120.9×63.8×76.6mm(幅×奥行き×高さ)
• 重量：約425g(本体のみ)

（2001年8月24日）

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