JEITA、7月の電子機器国内出荷を発表
―BSデジタル機器が累計30万台に到達


8月31日公開



国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会
電子統計委員会
 社団法人電子情報技術産業会(JEITA)は、2001年7月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は、全体で1,635億円(前年同月比99.6%)と微減だった。

 全体的に低迷な中、DVDプレーヤーと液晶カラーテレビが伸長した。DVDプレーヤーは前年同月比10.2%の126,000台を出荷し、1月からの累計は同209.4%の724,000台となっている。なお、1~6月では5月のみ167.1%で、他の月は200%以上で推移。液晶カラーテレビは同158.5%の50,000台を出荷した。

 カラーテレビは728,000台で、前年同月比98.0%と微減している。そのうち、BSデジタルテレビは18,000台を出荷。同品目は3月の19,000台をピークに、その後10,000台(5月)にまで落ち込んだ。しかし、6月16,000台、当月18,000台と上昇傾向にある。なお、当月のBSデジタルチューナの出荷は12,000台となっており、BSデジタルテレビと合わせると、計30,000台を出荷したことになる。1~7月の両品目の合計は312,000台。

 ビデオカメラは、前年を2%下回る116,000台を出荷した。そのうちDVカメラは110,000台で、DVカメラとアナログビデオカメラとの比率は95:5となっている。

 オーディオ関連では、CDプレーヤーとHiFiアンプの2品目が前年同月比で10%以上の伸びを示した。同財団ではHiFiアンプの伸長を「DVD普及にともなうホームシアター需要が増大したため」と分析している。なお、MD、ステレオセット(ミニコンポ)は、それぞれ同90.3%、84.3%と低迷。MDの不振は「ポータブル型で競合する半導体オーディオの伸長のため」(同財団)と説明している。

 カー関連機器では、ステレオ(カセット、前年同月比60.5%)、MD(同77.8%)を除くと堅調に推移。特に、カーカラーテレビは同139.2%の80,000台の出荷となった。

 台数
(千台)
前年同月比
(%)
カラーテレビ728
98.0
液晶カラーテレビ50
158.5
VTR463
94.6
DVDビデオ126210.2
ビデオ一体型カメラ11698.0
ビデオプロジェクション265.9
BSデジタルチューナ12
ヘッドホンステレオ12173.8
CDプレーヤ207112.6
MD20890.3
HiFiアンプ32113.9
HiFiスピーカーシステム3592.4

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/japanese/
□2001年7月国内出荷時実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2001/ship_07.htm
□関連記事
【6月1日】BSデジタルチューナが失速、DVDプレーヤーは倍増
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010601/jeita.htm

(2001年8月31日)

[orimoto@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.