松下、BSデジタルチューナ内蔵の37/50型プラズマTV


TH-50PH50/S
10月20日発売

標準価格:「TH-37PM50/S」78万円
      「TH-50PH50/S」135万円

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TH-37PM50/S
 松下電器産業株式会社は、BSデジタルチューナを搭載したプラズマTV2機種を10月20日に発売する。価格は、37型の「TH-37PM50/S」が 78万円、50型の「TH-50PH50/S」が135万円。同社のプラズマTVは、現在発売中の42型プラズマTV「TH-42PM50/S」とあわせて3モデル構成となる。

 2機種ともディスプレイ部とチューナ部を分け、専用ケーブルで接続するスタイルを採用している。パネル解像度は50型が1,366×768ドット、37型が852×480ドット。42型でも使用されている、駆動時に予備放電の発光を低減させる「リアルブラック駆動」を採用し、3,000:1のコントラスト比(周囲光なし)を実現している。

 さらに、暗いシーンでサブフィールドを制御する「プラズマAI(適応型輝度強調システム)」を搭載。37型でパネル輝度650cd/m2、セット輝度330cd/m2、50型でパネル輝度500cd/m2、セット輝度300cd/m2となり、「業界トップクラスの高輝度」としている。

 また、赤・青・緑のセルサイズを非対称にすることで発光バランスを改善する「非対称セル構造パネル」も採用している。

 高画質化機能として、480i、1080iなどのインターレース映像をプログレッシブ化し、暗いシーンの黒つぶれも低減するという「3次元プログレッシブ変換」、同社独自のIP変換技術「デジタルシネマリアリティ」、「デジタルゴーストリダクション」などを搭載する。

 入出力端子には、i.LINK×2やSDカードスロットなどを装備。i.LINK接続によりD-VHSやHDDレコーダなどと接続可能。同社製対応機器であれば、TV側のリモコンで接続機器も操作できる。SDカードは、JPEG画像、AAC音楽の再生に対応する。

37型の側面 ディスプレイのコネクタ部

 発表会では、今後の展望も語られ、「TVの薄型化」を推進していくことが強調された。同社ではPDPの金額ベースの出荷比率を、2005年には2割程度と見込んでいる。1インチ/1万円のPDPは、2004年かそれよりも早い時期に実現したいとしていた。

 なお、60型以上はプロジェクタを想定しており、「今後の使用素子はDLPやビクターのD-ILAも考えている」と語った。また、2.4GHz帯を使用したワイヤレス伝送システムを、オプションで発売予定であることも明らかにした。具体的な時期は未定だが、価格は5万円強程度の見込み。将来的には5GHz帯を使用したワイヤレス伝送システムも展開していくという。

出荷比率の予想図 ワイヤレス伝送システムのモック

【主な仕様】

TH-50PH50/STH-37PM50/S
サイズ50型37型
解像度1,366×768ドット852×480ドット
輝度
300cd/m2(セット)330cd/m2(セット)
視野角(上下左右)
160°
コントラスト比
3,000:1
音声出力
8W×2
入出力端子
i.LINK×2、D-Sub15ピン入力×1、D4入力×2、S入力×3、コンポジット入力×3
S出力×1、コンポジット出力×1、光デジタル×1、5.1ch音声出力×1、Irシステム端子×1
専用ディスプレイ接続端子(D-Sub26ピン)×1、モジュラ端子×1、ヘッドフォン端子×1
ディスプレイ部外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
1,210×98×724mm920×89×550mm
ディスプレイ部重量45.0kg25.0kg
チューナ部外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
430.0×309.0×99.1mm
チューナ部重量5.5kg

□松下のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010913-1/jn010913-1.html
□関連記事
【6月15日】松下電器、BSデジタルチューナ内蔵の42型プラズマテレビ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010615/pana2.htm

(2001年9月13日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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