三洋、内蔵64MBのWMA8/MP3/AAC対応プレーヤー


10月21日発売

標準価格:24,000円

連絡先:三洋テクノ・サウンド
    Tel.072-870-4186



 三洋電機株式会社は、WMA8/MP3/AACに対応した内蔵メモリ64MBのオーディオプレーヤー「SSP-PD10」を、10月21日に24,000円で発売する。愛称はDiPly(ディプリ)。シルバーとオレンジの2色が用意される。

 「SSP-PD10」は、3月に発売した「SSP-PD9」の後継機。内蔵メモリ専用とすることで標準価格を41,000円から、24,000円に値下げ。外形寸法も38.6×83.5×24.8mm(幅×奥行き×高さ)から、42.8×79.9×17.8mm(同)と薄くなり、重量も約45g(本体のみ)から約34g(同)に軽量化された。

 取り外し可能なベルトクリップが付属する  左が「SSP-PD10」、右が「SSP-PD9」。かなり小さくなっている

 PCとのインターフェイスはUSBで、OSはWindows 98/98 SE/ME/2000に対応。Windows XPもサポートされる予定。USBで接続すると、PCからはリムーバブルディスクとして扱え、WMA8/MP3/AAC ファイルをドラッグ&ドロップするだけで再生可能になる。転送速度も、従来のMMCから内蔵メモリになったことで速くなり、5分弱で64MBを書き換え可能になった。

 セキュリティ方式は、従来と同じく、WMRM(Windows Media Rights Manager)と、SP3(Secure Portable Player Platform)の2種類に対応。ただし、従来は著作権保護のため、MP3ファイルも付属のソフトでエンコードしたものでないと再生できなかった。しかし、SSP-PD10は個人利用に限りこの機能をOFFに設定でき、通常のMP3ファイルもそのまま再生可能になった。

 本体にはバックライト付き液晶が付いているが、トラックNO.や、バッテリ残量表示といった簡単なもので文字は表示できない。音質改善機能として、人間の耳に低音が強調されたと感じるような低音周波数を仮想的に作り出す、スペシャライザーの「Vi.B.E.」(バイブ、Virtual Bass Enhancement)を搭載。ポータブルオーディオとしては業界初としている。さらに、「JAZZ」、「POPS」、「ROCK」、「ノーマル」4つのポジションのプリセットイコライザーも備えている。

 パッケージには、単4ニッケル水素電池が付属。USBバスパワードによる本体充電に対応し、充電は約3時間30分で終了する。連続再生時間はアルカリ電池で約5.5時間、ニッケル水素電池で約4時間。

 操作部は左側面に集中している。再生操作はジョグ  液晶は、タイトル表示などはできない
□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0109news-j/0913-1.html
□関連記事
【2月21日】三洋、世界初のWMA 8の3倍モード対応携帯メモリプレーヤー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010221/sanyo.htm

(2001年9月13日)

[furukawa@impress.co.jp]

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