三菱、TVチューナ用として初の1チップICを出荷開始


11月サンプル出荷開始

サンプル価格:500円

連絡先:半導体資料室
    Tel.03-3218-9450


 三菱電機株式会社は、1チップ化に初めて成功したNTSC方式テレビ用チューナIC「M61130FP」を11月よりサンプル出荷する。サンプル価格は500円。PAL方式用なども計画されている。

 「M61130FP」は、NTSC方式のテレビ用チューナを1チップで実現したIC。これまで選局系と復調系の2つのチップを必要としていたが、独自の「高周波Bi-CMOSプロセス」により、業界初の1チップ化に成功したとしている。チップの削減は低価格化と基板面積の縮小にもつながる。

 また、中間周波数信号処理に必要とされていた外付けのVCO(Voltage Controlled Oscillator)コイルを使うことなく、無調整化を実現。部品点数と調整個所の削減に貢献するとしている。

 VHF、UHFの受信に対応。パッケージは0.5mmピッチの48ピンQFPで、サイズは7×7mm。水晶クロックは4MHz/3.58MHzを使用。電源電圧は5Vとなっている。

□三菱電機のホームページ
http://www.melco.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.melco.co.jp/news/2001/0917-a.htm

(2001年9月18日)

[orimoto@impress.co.jp]

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