同LSIは、松下、東芝、日立を中心に30社が出資参加し、放送、インターネット、蓄積機能の融合サービス実現に向けて準備を進めているep社の「epサービス」に準拠。同サービスで使用する、デュアルチューナ/HDD/通信機能を搭載したセットトップボックス「eSTB」用のシステムLSIとなっている。 LSIは、137MIPSの32bit CPUコア、ストリーム処理を行なうデコーダコア、IEEE 1394やSDカードなどを扱うコントローラコアで構成。ストリーム機能は、トランスポートストリーム(MPEG-2 TS)を、最大3チャンネル同時に処理できる。このため、蓄積型データ放送の記録、通常放送のストリーム記録、蓄積ストリーム再生の同時処理が行なえる。 また、ストリーム並列処理と各種方式にプログラマブルに対応する新開発「ストリームプロセッサ」と、自由なシステム構成と並列処理を実現する「クロスストリームスイッチ」を搭載。さらに、パイプライン処理の長さを可変長とした独自の「フレキシブルパイプライン構造」と、マルチストリーム処理をパケット単位でパイプライン的に処理する「パケットパイプライン方式」が組み込こまれている。 HDD制御機能はIDE準拠で、端末ごとに異なる暗号鍵生成が可能なオリジナルのコンテンツ暗復号化技術を採用。インターフェイスに暗復号化機能を内蔵することで、HDD内コンテンツの著作権保護を実現する。 コントローラ部は、著作権保護規格DCTPにも対応し、3チャンネルのIEEE 1394(Linkコア)や、グラフィックスコア、SDメモリーカードなどのインターフェイスを装備する。
□松下のホームページ (2001年9月21日) [fujiwa-y@impress.co.jp] |
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