TDK、110°CSデジタル放送対応BS/CSアンテナ


11月21日発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:TDKサービスステーション
    Tel.03-5201-7272



 TDKマーケティング株式会社は、BS放送、110°CSデジタル放送に両対応する衛星放送受信アンテナ「BCS-45DHV*KITB」を11月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円弱になる見込み。製品にはベランダ取り付け金具、15mの同軸ケーブルを同梱する。

 「BCS-45DHV*KITB」は、電波を中心に集めるセンターフィード型の衛星放送受信アンテナ。直径は45cmで、リフレクタ(ディッシュ)は正円形。カラーはグレーを採用している。また、コンバータをリフレクタの背面に配置することで、直射日光を避け、温度上昇による雑音に対処している。

 受信帯域は、11.7~12.75GHzでBSからCSまでの1GHzの帯域に対応し、110°CSデジタル放送の右旋円偏波とBS放送の同時受信が可能。また、-70dBc/Hz(1kHzオフセット時)の低位相雑音特性コンバータを採用し、コンバータの位相雑音による、画質・音質の劣化を低減。「BSデジタルマーク規格」の-52dBc/Hzを上回る低位相雑音特性を実現している。

 同社独自のバックファイヤ・ヘリカルコイル一次放射器は、右巻きで送られてくる右旋円偏波を右巻きのコイルでとらえ、直線偏波に変換。「正円形リフレクタの特性と相まって、高感度でフラットな周波数特性を獲得した」という。

■アンテナ部

  • 形式:センターフィード型パラボリックアンテナ
  • 受信周波数範囲:11.7~12.75GHz
  • リフレクタ直径:45cm正円形
  • 受信偏波:右旋円偏波
  • アンテナ利得:33.8dBi
  • 外形寸法:47×34×34cm(幅×奥行き×高さ、仰角目盛り3のとき)
  • 重量:約1.1kg
■コンバータ部
  • 出力周波数:1,032~2,072MHz
  • コンバータ利得:54dB(標準)
  • 雑音指数:0.6dB(標準)
  • 局部発信位相雑音:-70dBc/Hz(1kHzオフセット時)
  • 消費電力:1.4W
  • 使用温度範囲:-30~+60℃
  • 適用ポール径:30~43mm

□TDKのホームページ
(9月21日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.tdk.co.jp/index.htm

(2001年9月21日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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