キヤノン、EOS-1vベースの415万画素一眼レフデジタルカメラ


12月中旬発売

標準価格:75万円

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 キヤノン販売株式会社は、有効415万画素CCDを搭載した一眼レフデジタルカメラ「EOS-1D」を12月中旬より発売する。価格は75万円。記録メディアはCFカード(Type 2)で、電源は専用のニッケル水素パック「NP-E3」1個を使用する。インターフェイスはIEEE 1394。取り込みはTWAINドライバ(Windows)、またはプラグインモジュール(Macintosh)で行なう。パッケージには電池、充電器、接続ケーブル、専用ソフトなどが同梱される。

 「EOS-1D」は、同社のフィルム式一眼レフカメラ「EOSシリーズ」のフラッグシップモデル「EOS-1v」をベースにした、EFマウントの一眼レフデジタルカメラ。21分割評価測光や45点エリアAFなど「EOS-1v」の撮影機能を継承している。レンズは同社製EFレンズに対応。ただし、焦点距離は、レンズ表記の約1.3倍になる。また、ストロボは内蔵しておらず、外部ストロボを利用する。E-TTL自動調光などの光量制御には、同社製のEXストロボで対応する。

 アスペクト比3:2、面積28.7×19.1mmのCCDを搭載し、有効画素数は約415万画素となっている。カラーフィルタは原色タイプで、記録解像度は2,496×1,662/2,464×1,648/1,232×824ドット。JPEGのほかRAWデータでの記録も行なえるほか、JPEG、RAWの同時記録も可能。感度はISO 200~1600相当までを1/3段ステップで設定でき、ISO 100、3200相当の感度拡張も行なえる。

背面
 シャッター速度は最高1/16,000秒。約8コマ/秒、最大21コマの連写が可能で、デジタル一眼レフでは世界最速としている。

 そのほか、5つの色空間から好みの色合いを選べる「カラーマトリックス機能」、PCから機能設定を行なえる「パーソナル機能(P.Fn)」などを搭載。ボディは全面マグネシウム合金製で、外形寸法は156×79.9×157.6mm、重量は1.25kgとなっている。

 なお、超広角ズームレンズの「EF16-35mm F2.8L USM」(標準価格23万円)も同時発売される。「EOS-1D」と同時に開発されたという高級モデルで、非球面レンズ3枚とUDレンズ2枚を採用。フォーカス駆動には、USM(超音波モータ)を使用する。重量は約600g。

【主な仕様】

  • 撮像素子:28.7×19.1mm有効415万画素CCD(原色フィルタ)
  • 撮影感度:ISO 200~1600相当
  • 静止画解像度:2,496×1,662/2,464×1,648/1,232×824ドット
  • シャッター速度:30~1/16,000秒
  • 液晶モニタ:2.6型
  • 電源:ニッケル水素パック「NP-E3」1個
  • 外形寸法:156×79.9×157.6mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:約1.25kg(本体のみ)
□キヤノン販売のホームページ
http://www.canon-sales.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/pressrelease/2001-09/pr_eos1d.html

(2001年9月25日)

[orimoto@impress.co.jp]

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