ティアック、英タンノイ「マーキュリー」スピーカーの防磁仕様

10月下旬発売 標準価格：「mercury mX4-M」45,000円/1台 　　　　　　「mercury mX3-M」36,000円/1台 　　　　　　「mercury mX2-M」40,000円/2台 　　　　　　「mercury mX1-M」30,000円/2台 　　　　　　「mercury mXR-M」24,000円/2台 　　　　　　「mercury mXC-M」28,000円/1台 連絡先：お客様相談室 　　　　　Tel.0422-36-2210

　ティアック株式会社は、英タンノイの「マーキュリー」シリーズスピーカーの防磁タイプ「mercury mX-M」シリーズ6モデルを10月下旬に発売する。価格は下表の通り。

形式	型番	価格
トールボーイ	mercury mX4-M	45,000円/1台
	mercury mX3-M	36,000円/1台
ブックシェルフ	mercury mX2-M	40,000円/2台
	mercury mX1-M	30,000円/2台
	mercury mXR-M	24,000円/2台
センタースピーカー	mercury mXC-M	28,000円/1台

　各ユニットは新開発の防磁仕様。バス・ユニットは高密度なペーパー・コーンにセラミックフィルムをコーティングした「セラミックコーティングペーパー・コーン」を採用。「大音量時でも分割振動が少なく俊敏でダイナミックな低域と、伸びのあるクリーンな中域を再現する」という。また、ツイータはソフトドーム型で冷却効果の高い磁性流体を採用し、ハイパワーでの連続駆動時にも安定した特性を持つとしている。

　エンクロージャには、パネル継ぎ手に凹凸構造の「さねはぎ継ぎ」を採用して固定を強化。トップパネルの内側には共振防止用パネルを張り合わせているほか、バスユニット後部をリアパネルからの支柱で特殊ダンプ材を介して補強するなど共振の低減を図っている。

　またフロントバッフルには、高密度で音響特性に優れたMDFを採用。「堅牢なエンクロージャはリジットでパワフルな中低域再生を実現する」としている。ターミナル部は、全モデルともバイ・ワイヤリング対応し、金メッキ処理を施している。

　「mercury mX3-M」は、エンクロージャ低部にはドライサンド（砂）や鉄球、鉛球を入れる「バスチューニング・ボックス」を装備。トールボーイ型の「mercury mX4-M」にはバス・ユニット×2を搭載している。

　センタースピーカーの「mercury mXC-M」は、ツイータを挟んで2つのウーファを左右に配した「シンメトリカルツイン・システム」を採用。エンクロージャ内部には、スチールプレートが置かれテレビ/ディスプレイ上部へのセッティングでも安定する。

　なお、ターミナル部は全モデルがバイ・ワイヤリングに対応し、金メッキ処理を施している。

【主な仕様】

	mercury mX4-M	mercury mX3-M	mercury mX2-M	mercury mX1-M	mercury mXR-M	mercury mXC-M
形式	バスレフ （リア）	バスレフ （フロント）	バスレフ （リア）		バスレフ （フロント）	バスレフ （リア）
定格インピーダンス	8Ω
最大入力	180W	120W		100W	70W	150W
能率（w/m. 1kHz）	91dB	89dB	88dB	87dB	86dB	90dB
周波数特性	31Hz～20kHz	35Hz～20kHz	48Hz～20kHz	55Hz～20kHz	59Hz～20kHz	68Hz～20kHz
クロスオーバー周波数	2.9kHz	2.7kHz	2.8kHz	2.9kHz	2.8kHz	2.9kHz
内容積	30 l	27 l	10 l	6.5 l	2.5 l	7.5 l
外形寸法 （幅×奥行き×高さ）	185×246×940mm	185×246×850mm	185×246×330mm	165×220×298mm	144×136×240mm	420×195×153mm
重量	11.0kg	9.6kg	5.1kg	4.0kg	2.5kg	6.8kg

□ティアックのホームページ
http://www.teac.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.teac.co.jp/av/TEAC_TAN/mer_mxm.html

（2001年9月27日）

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