NTTエレ、MPEG-2 TS用ソフトウェアデコーダを開発
-ノートPCでの監視用途などに使用、HDTV対応も予定


11月13日発表




接続イメージ
 NTTエレクトロニクス株式会社は13日、ソフトウェアMPEG-2 TS(トランスポートストリーム)デコーダ「SoftViewer」を開発したと発表した。動画像データ圧縮ハードウェア「MPEG-2エンコーダ 黎明シリーズ」とセットで販売される。

 「SoftViewer」は、米ナショナル セミコンダクターとの業務提携により開発されたもの。監視用途などを想定しており、対応ビットレートは2.7Mbps~7.2MbpsのCBR(固定ビットレート)、フレームサイズはFull-D1(720×480ドット)と、Half-D1(352×480ドット)のSDTVとなっている。今後はハイビジョンに対応したタイプの販売も予定しているという。

 ハードウェアデコーダ並みの性能で安定したMPEG-2通信ができ、ノートPCにMPEG-2 TS映像をリアルタイムでデジタルオーバーレイ表示が可能。無線LAN上からの通信にも対応する。ネットワーク上に複数映像がある場合は、リストからの取得が可能で、リモート上の同社製エンコーダ「Live Transmitter」でエンコードと、カメラ制御が「SoftViewer」から指定できる。また、MPEG-2 PS(プログラムストリーム)への対応も準備中としている。

 これまでMPEG-2 TSデコーダは、ハードウェアデコーダしか存在しなかったが、同社では、ソフトデコーダとノートPCを使うことで、省スペースに設置できるメリットを強調している。

 なお、同ソフトは11月14日から幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2001」に出展される。

【主な仕様】

再生ファイルフォーマットトランスポートストリーム(TS)、
プログラムストリーム(PS)(準備中)
ビデオ出力デジタルオーバーレイ出力
ビットレート2.7Mbps~7.2Mbps 固定ビットレート(CBR)
フレームサイズFull-D1(720×480ドット)、Half-D1(352×480ドット)
符号化プロファイルMPEG-2 SP@ML、MP@ML(準備中)
音声出力MPEG-1 レイヤー2 ステレオ
32/44.1/48kHz
動作環境Pentium III 800MHz以上
メモリ256MB以上
対応OS:Windows 98 SE/2000

□NTTエレクトロニクスのホームページ
http://www.nel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nel.co.jp/new/information/2001_11_13.html

(2001年11月13日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.