TIのオーディオ向けDSP「TMS320DA150」に、ハートランド・データのCDサーボ制御処理用ファームウェアを統合したソリューション。現在のMP3対応CDプレーヤーの多くは、デコードをDSPで、CDの回転、レーザのフォーカスなどを制御するサーボ処理を独立したマイコンで制御している。そのため、部品点数が多くなり、ボードの占有面積や、消費電力が大きくなってしまうという欠点がある。 新開発のチップは、1チップでこれらの機能が提供されるため、機器の小型化やバッテリの寿命延長が可能。さらに2~3ドル程度のコスト削減が図れるという。 0.15μmプロセスルールで製造されており、1.6Vで160MIPSの駆動が可能で、128KワードのSRAMも搭載。消費電力は前世代製品比で70%削減されている。 また、ハートランドが開発したファイル情報ソフトのミドルウェアにより、楽曲の検索時間を大幅に短縮できるという。ファイルシステムはUDF、ISO9660、HFS(Mac OS準拠)などに対応。「ほぼすべてのCDライティングソフトに対応可能」としている。また、DRM(デジタル著作権管理)技術も搭載する。 フォーマットはMP3のみならず、WMA、AAC、CD-DAにも対応。さらに、CD-TEXT、ID3タグ情報の文字情報表示や、各社のCDデコーダICもサポートしている。日本TIでは、ポータブルCDプレーヤー、ミニコンポおよびカーオーディオなどへの応用を見込んでいる。
□日本TIのホームページ (2001年11月16日) [fujiwa-y@impress.co.jp] |
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