アイ・オー、MPEG-1/2デコーダLSI搭載USBユニット
―MPEG-1/2ファイルをUSB経由でTV出力可能


12月上旬出荷開始

標準価格:16,800円

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 株式会社アイ・オー・データ機器は、MPEG-1/2、JPEGファイルをUSB経由でTVに出力するユニット「USB-MPGOUT」を発売する。発売日は12月上旬で、価格は16,800円。OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XPに対応する。

 USB-MPGOUTには、ソニー製のMPEG-2デコーダLSIを搭載。パソコンからUSB経由で、MPEG-1/2ファイルまたは、JPEGファイルをリアルタイム転送し、NTSC出力することができる。これにより、パソコン側のCPUパワーに依存せず、またPC内部のノイズの影響をほとんど受けないため、より高画質な映像を再生できるとしている。

 USBはVer.1.1に準拠し、電源はバスパワード。TV出力はコンポジット(RCA)、S端子、アナログステレオ音声(RCA)を各1系統装備している。外形寸法は、約118×165×25mm、重量約360g。

 専用ソフトとして「I-O DATA MpegCarrier」を同梱。MPEG-1/2や、JPEGをドラッグ&ドロップしてTV出力できるほか、MPEGファイルのプレイリスト機能や、静止画像のスライドショー機能も搭載している。なお、静止画ファイルについては、PC側のMpegCarrierで自動的にYUV形式に変換されたのち、USB-MPGOUTに転送。画面いっぱいに表示されるように、自動的にサイズが調整される。

 また、パッケージには、Aplix製ソフトウェアMPEGエンコーダ「Aplix MediaEncoder」も標準添付。DV端子から取り込んだAVIファイルを、MPEG-1/2形式に変換することなどができる。

 再生は、MPEG-2(MP@ML、ISO 13818)では、解像度720×480ドット、ビットレート6Mbps以下、音声サンプリング周波数は44/48kHzに対応。また、MPEG-1(ISO 11172)では、解像度352×240ドット、ビットレート1.5Mbps以下をサポートする。静止画は、JPEGと、BMP(RGB24bit形式のみ)が表示できる。

 なお、USB Ver.1.1準拠のため最大ビットレートが6Mbps以下に制限されているほか、著作権保護のため市販のDVDタイトルの再生には対応していない。同社では、「高いビットレートにも対応するUSB 2.0版も検討しているが、市販のDVD再生機能については著作権保護の観点から対応は難しいだろう」としている。



□アイ・オー・データのホームページ
http://www.iodata.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.iodata.co.jp/news_rel/200111/188a.htm

(2001年11月19日)

[furukawa@impress.co.jp]

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