LG電子ジャパン株式会社は、15型と20型の液晶テレビ2機種の国内発売を発表した。15型の「CR-15L40」と20型の「CR-20L45」で、12月中に発売される予定。価格はオープンプライスとなり、店頭予想価格は15型が89,800円程度、20型が178,000円程度になると見られる。ブランド名は「FLATRON(フラットロン)」。
このブランド名は液晶テレビのほか、2002年夏から展開予定のプラズマテレビにも適用される。また、CMキャラクタにはタレントの米倉涼子を起用する。 ■ CR-15L40
解像度1,024×768ドット、パネル輝度400cd/m2の15型液晶テレビ。ビデオ入力としてD4端子を1系統搭載し、1080i/720p/480p/480iの入力に対応する。そのほか、S映像、コンポジット入力端子を各1系統搭載。モニタ出力(コンポジット)も装備している また、アナログRGB端子によるパソコンとの接続も可能。パソコンとの接続時には、パソコン画面にビデオ入力からの映像を子画面で表示する「PIP(ピクチャ・イン・ピクチャ)」機能が使用できる。 「ちらつきを抑え、より高精細・高鮮明に表示する」という、新開発のプログレッシブスキャン回路を搭載。また、画像内の明度の差を自動的に補正する「DRP(デジタルリアリティピクチャ)や、「デジタルコムフィルタ」といった高画質化回路を採用している。
スピーカーは本体下に内蔵。番組によって音質を調節できる「自動音声」機能や、2chをサラウンド化する「デジタルサラウンド」機能、イコライザ機能も搭載している。 外形寸法は388×73×385mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.3g。リモコンが付属する。なお、このモデルは、シングル向け家電シリーズ「キュービー」の1モデルという位置付けにある。 ■ CR-20L45
画面サイズ20型、解像度1,024×768ドット、パネル輝度450cd/m2の液晶テレビ。15型のCR-15L40とは異なり、D4ではなくD2端子を搭載している。そのほか、各1系統のS映像、コンポジット入力端子を装備。パソコンとの接続は行なえない。また、スピーカーは本体両サイドに設置される。
DRP、デジタルコムフィルタなどの高画質化機能はCR-15L40と同じものを採用。チャンネル間で異なる音量を自動的に揃える「自動音量」機能も搭載している。外形寸法は576×84.5×473.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.5kg。
販売店、およびマスコミ向けの発表会には金達雄社長が出席し、液晶テレビの日本市場参入への意気込みを述べた。 また、DTV事業担当常務の李光雨氏が今後のデジタルテレビ分野での事業戦略について説明した。それによると、まず「基礎技術を元にしたセットウェア生産、販売に注力」、次に「デジタルテレビ用ソフトウェアを高性能化することで付加価値を高める」、さらに「デジタルテレビのコンテンツ事業に手を広げる」との3段階を踏むと語った。 現在は第1段階にあり、今回発表の2機種に加え、2002年4月には30型を投入する。2002年には全世界で390万台、42億米ドルの出荷、15%以上のシェアを目指すという。また、「2005年にはトップシェアをとりたい」との発言もあった。 デジタルテレビ分野への投資も積極的に行なうとしている。2001年には318億8,000万円、2002年には410億1,000万円を見込み、このなかにはプラズマディスプレイパネルの新規ラインの増設も含まれている。 なお発表会では、2002年の春商戦向け製品も展示された。DVDビデオプレーヤー搭載のミニコンポ「DVP-MI2002」は、MP3再生機能を持つDVDプレーヤー部とチューナ、5.1アンプ、カセットデッキで構成され、リアスピーカー×2とセンタースピーカー×1が同梱される。 サブウーファが別売なのは「あくまでも音楽再生に的を絞ったため」といい、背面にサブウーファプリアウトを1系統備えている。価格は39,800円程度を見込んでおり、1月末から2月初旬にかけて出荷される見通し。
2002年6月には42型、50型、60型のプラズマテレビを発売する予定で、そのうち42型と60型を展示していた。すでに海外で発売されているモデルで、60型の解像度は1,280×720ドット、パネル輝度は510cd/m2。 DVDプレーヤーの新製品も展示された。現行のインターレスDVDプレーヤー「DVP51CH」の横幅を狭めたモデルで、型番は「DVP-HI5」。こちらも2月はじめごろに出荷される。シングル向けブランド「キュービー」の1つで、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生にも対応している。 【液晶テレビの主な仕様】
□LG電子ジャパンのホームページ (2001年12月11日) [orimoto@impress.co.jp] |
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ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp