両ICは、電波変調されて1つになった衛星からのI/Q信号を分離する回路。分離後に2つの信号はA/D変換され、デジタル信号として出力される。受信信号を周波数変換することなく増幅し、直接復調を行なうことで大幅に部品点数の削減が可能なダイレクトコンバージョン方式を採用している。 両ICの違いは対応周波数バンド。「Y1500」は、「高速BiCMOS」プロセスを使用することにより、950MHz~2.7GHzの周波数レンジをサポート。さらにI/Q出力端で位相雑音特性を-80dBc/Hz(@10kHz オフセット)以下を実現している。 また周波数変換部は、RF入力端へのローカルリーク電力を-60dBm以下に低減。「BS/CS共用受信機への採用以外にも、FWA(加入者無線アクセス・システム)、MMDS(10GHz以下の無線周波数帯を使った1対多接続が可能な無線アクセス方式)などの多値変調のアプリケーションにも使用可能な特性を実現した」としている。パッケージサイズは、48ピン(7mm×7mm)と32ピン(5mm×5mm)の2種類。消費電力は400mW(3.3V)。 「Y1500A」は、ISMの2.4GHz~2.7GHzバンドに対応。「高精度移相器回路」を搭載し位相雑音特性-85dBc/Hz(@10kHz オフセット)を実現。パッケージサイズは、32ピン(5mm×5mm)。
□TDKのホームページ (2001年12月12日)
[fujiwa-y@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp