「DT-DRX100」は、9月発売の「DT-DR1」にi.LINK端子2系統を追加した上級モデル。また、記録モードにHSモードとLS2モードを加えている。
HSモードは、BSデジタルハイビジョン放送をそのまま記録するモードで、LS2は「STDに迫る高画質で長時間録画できる」というSTDとLS3の中間的なモード。最大16時間の記録が行なえる。 本体にMPEG-2エンコーダを内蔵し、内蔵チューナの地上波放送や、外部入力からのアナログ信号をデジタル録画できる。MPEG-2デコーダも内蔵するが、BSデジタル放送のビットストリーム信号のデコードは不可能。また、本体にBSデジタルチューナ接続用のD4入出力端子を備えており、BSデジタルチューナからの映像信号をテレビにスルーで出力できる。これにより、テレビ側のD入力を1系統に集約でき、入力切替の手間も省ける。 また、DT-DR1と同様にリニアPCMでの音声記録が可能。48kHz/24bitでA/D変換し、D/A変換は192kHz/24bitで行なう。これにより「奥行き感や臨場感のあるダイナミックな音声再生が楽しめる」としている。また、リニアPCMとMPEG-1オーディオを同時記録するため、従来機種での再生も可能。ただし、リニアPCM記録は内蔵エンコーダを使用したときのみ可能で、i.LINKからの入力時には入力信号のまま記録する。 高画質化機能として、3次元Y/C分離回路、3次元デジタルNR回路、デジタルGRT(ゴーストリダクション)、VSS2(ビデオ・シグナル・スタビライザ2)を採用。VSS2とは外部入力に対するTBC回路で、従来のラインTBCからフレームTBCに高精度化。画像に乱れのあるテープでもブロックノイズの発生を抑えるとしている。HGテープをS-VHSテープなみの水平解像度400本以上で再生する「Super VHS ET機能」も搭載している。 操作面では、カラフルで見やすいという「新テープナビ」、ステレオ放送でもCMをスキップする「CMとばしワザ」、1分または5分単位で時間指定して頭出しを行なう「タイムナビ」などを搭載。タイマー予約は32番組までとなっている。 i.LINK、D4以外の入出力端子は、映像入力がS映像×3系統、コンポジット×3系統。映像出力がS映像×2系統、コンポジット×2系統となっている。外形寸法は435×357×107mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.7kg。
□日立のホームページ (2001年12月19日) [orimoto@impress.co.jp] |
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