日立、i.LINKも搭載したD-VHSレコーダ
―リニアPCM記録機能、16時間録画のLS2モードを搭載


2002年1月25日発売

標準価格:15万円

連絡先:お買い物相談センター
    Tel.0120-312-111



モード記録時間使用テープ
HS4時間DF-480
STD8時間
LS216時間
LS324時間
標準3時間30分T-210
3倍10時間30分
 株式会社日立製作所は、MPEG-2エンコーダ/デコーダを搭載したD-VHSデッキ「DT-DRX100」を2002年1月25日に発売する。価格は15万円。

 「DT-DRX100」は、9月発売の「DT-DR1」にi.LINK端子2系統を追加した上級モデル。また、記録モードにHSモードとLS2モードを加えている。

 HSモードは、BSデジタルハイビジョン放送をそのまま記録するモードで、LS2は「STDに迫る高画質で長時間録画できる」というSTDとLS3の中間的なモード。最大16時間の記録が行なえる。

 本体にMPEG-2エンコーダを内蔵し、内蔵チューナの地上波放送や、外部入力からのアナログ信号をデジタル録画できる。MPEG-2デコーダも内蔵するが、BSデジタル放送のビットストリーム信号のデコードは不可能。また、本体にBSデジタルチューナ接続用のD4入出力端子を備えており、BSデジタルチューナからの映像信号をテレビにスルーで出力できる。これにより、テレビ側のD入力を1系統に集約でき、入力切替の手間も省ける。

 また、DT-DR1と同様にリニアPCMでの音声記録が可能。48kHz/24bitでA/D変換し、D/A変換は192kHz/24bitで行なう。これにより「奥行き感や臨場感のあるダイナミックな音声再生が楽しめる」としている。また、リニアPCMとMPEG-1オーディオを同時記録するため、従来機種での再生も可能。ただし、リニアPCM記録は内蔵エンコーダを使用したときのみ可能で、i.LINKからの入力時には入力信号のまま記録する。

 高画質化機能として、3次元Y/C分離回路、3次元デジタルNR回路、デジタルGRT(ゴーストリダクション)、VSS2(ビデオ・シグナル・スタビライザ2)を採用。VSS2とは外部入力に対するTBC回路で、従来のラインTBCからフレームTBCに高精度化。画像に乱れのあるテープでもブロックノイズの発生を抑えるとしている。HGテープをS-VHSテープなみの水平解像度400本以上で再生する「Super VHS ET機能」も搭載している。

 操作面では、カラフルで見やすいという「新テープナビ」、ステレオ放送でもCMをスキップする「CMとばしワザ」、1分または5分単位で時間指定して頭出しを行なう「タイムナビ」などを搭載。タイマー予約は32番組までとなっている。

 i.LINK、D4以外の入出力端子は、映像入力がS映像×3系統、コンポジット×3系統。映像出力がS映像×2系統、コンポジット×2系統となっている。外形寸法は435×357×107mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.7kg。

使用カセットテープD-VHS/S-VHS/VHS
巻き戻し時間約83秒(T-120使用時)
ヘッド数12個
受信チャンネルVHS:1~12ch
UHF:13~62ch
CATV:13~63ch
入出力i.LINK2系統
映像入力D4×1系統
S映像×3系統
コンポジット×3系統
映像出力D4×1系統
S映像×2系統
コンポジット×2系統
音声入力3系統
音声出力3系統
消費電力約32W
外形寸法435×357×107mm(幅×奥行き×高さ)
重量5.7kg

□日立のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2001/1219/index.html
□関連記事
【8月22日】日立、リニアPCM対応のアナログ入力専用D-VHSデッキ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010822/hitachi.htm

(2001年12月19日)

[orimoto@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.