今回発表されたのは、データプロジェクタとPC間、またはデータプロジェクタ同士でワイヤレスで画像を送受信する技術。ベクトル量子化による画像圧縮方式を新たに開発し、JPEG圧縮方式以上の高画質化、高圧縮率化を実現したとしている。 ベクトル量子化による画像圧縮は、これまで広範な画像で高圧縮率・高画質を得ることが難しいとされてきた。しかし今回、適応解像度処理を導入することで、ブロックノイズの発生を抑制することに成功。IEEE 802.11bを用いるプロジェクタワイヤレスネットワーク技術と組み合わせることで、リアルタイム・ワイヤレスプレゼンテーションの実現に成功したという。 これらの技術により、「複数のPC対プロジェクタ」、「複数のプロジェクタ対PC」といった通信が可能になるほか、変化箇所のみを圧縮・送信することで、アニメーション的な動きも再現できるとしている。
□東北大学 未来科学技術共同研究センターのホームページ (2002年1月22日) [orimoto@impress.co.jp] |
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