同時に、光学18倍ズームのエントリーモデル「FV200 KIT」も発表された。3月中旬発売の予定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円前後と見られる。こちらもアクセサリキットが標準でついている。
■ FV30 KIT
外形寸法58×144×99mm(幅×奥行き×高さ)、重量約530g(本体のみ)と小型ながら、光学22倍レンズを搭載したDVカメラ。2001年3月発売の光学10倍ズーム機「FV20」の後継機にあたる。 ESP/ELPモードも引き続き採用し、80分テープ使用時に160分(ESP)、または240分(ELP)の録画が可能。連続録画時間は、標準添付のバッテリ「BP-512」で約135分(液晶モニタ使用時)となっている。 新開発の光学22倍ズームレンズは、焦点距離が約48~1,056mm(35mm判換算)、F1.6~3.6。両面非球面レンズを採用し、高倍率ながら収差を補正、加えて小型化も実現したとしている。また、デジタルズームとの併用で、最大440倍の望遠撮影が可能になる。なお、手ぶれ補正は電子式を搭載している。 ボディデザインはFV20を踏襲し、丸みを帯びたデザインを採用。「ホールディング性と親しみやすさを優先した」という。また、FV20の特徴の1つだった右側面のイルミネーションキーは、設定可能な色数が3色から6色へと倍増している。
静止画記録時の解像度は640×480ドット。記録媒体としてSDメモリーカード/MMCを採用している。PCとはUSB 1.1で接続でき、カード内の静止画を転送可能。また、メカニカルシャッタで奇数フィールドと偶数フィールドを同時に取り込む「プログレッシブフォト」を採用し、「インターレースCCDながらブレの少ない撮影が可能」としている。さらに、画像処理系も大幅に変更。同社のデジタルカメラに近づけた処理が行なわれ、FV20に比べて色再現性が向上したという。 また、暗い場所での撮影用として、従来のローライトモードに加え、新たに「ナイトモード」を搭載した。これは、照度にあわせてシャッタースピードを1/2~1/500秒まで自動調整する機能で、カラーで撮影できる。 映像入出力は、DV端子のほかS映像、コンポジットを搭載。VHSなどのアナログ信号をデジタルに変換し、リアルタイムでDV端子からデジタル出力する「アナログ―デジタル変換機能」も装備している。
そのほか、シューだけでビデオライトやマイクの電源供給・コントロールできる「アドバンストアクセサリーシュー」を搭載。ただし対応するのは、専用ビデオライト「VL-3」と専用マイク「DM-50」のみとなる。データ交信もシュ―経由で行なうため、たとえばVL-3なら周囲光にあわせて点灯する。
■ FV200 KIT
2001年6月中旬発売の「FV100」の後継機で、DVエントリーユーザーをターゲットとしている。FV100との大きな違いは、レンズが光学18倍ズームに強化されたこと。 デザインはFV30 KITとほぼ同じだが、ボディ下部のカラーが異なる。また、ESP/ELPモード、SDメモリーカード/MMCスロット、USB端子が省略され、DVカメラとしてはベーシックな構成になっている。なお、アクセサリーシューは「アドバンストアクセサリーシュー」には対応していない。
その他の仕様はほぼ同じで、CCDも同じものを採用。外形寸法は変わらないが、重量は5gほど軽くなっている。
□キヤノンのホームページ (2002年2月4日) [orimoto@impress.co.jp] |
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