DCR-IP55は、ミニDVカセットの容積比約30%となる「MICROMV規格」のテープを使用するビデオカメラ。2001年10月10日発売の「DCR-IP7」に続く製品化で、横型デザインの本体と、新たに「スライド式シューティンググリップ」を採用。加えて、CCDのメガピクセル化や静止画用フラッシュの搭載といった変更が行なわれている。なお静止画やMPEG-1動画を記録できるメモリースティックスロットや、Bluetoothによるインターネット接続といった機能はIP7を踏襲している。 アクセサリキット「ACCKIT-MF50」は27,000円で別売。バッテリ、充電器、MICROMV60分カセット、16MBメモリースティック、i.LINKケーブル、キャプチャソフト「MovieShaker Ver.3.1 for MICROMV」などがセットになっている。 本体に1/4.7型107万画素CCDを搭載し、有効画素数は動画撮影時が69万画素、静止画撮影時が100万画素。1/6型68万画素CCDを採用するIP7に比べ、CCDサイズ、総画素数ともに向上している。静止画の記録解像度は1,152×864ドット、MPEG-1動画の記録解像度は352×240/144×96ドット。 レンズは、カールツァイス製の光学10倍レンズ。連続録画時間は、アクセサリキット同梱のNP-FF50使用時で60分、およそ2倍の容量となるオプションのNP-FF70で2時間35分となっている(ともに液晶OFF時)。 新採用のスライド式シューティンググリップは、撮影時に引き出した後、水平方向に180度動かせるというもの。撮影アングルに合わせた角度が調節でき、普段は本体に収納しておける。バッテリもこのグリップに装着する。グリップ収納時の外形寸法は60×128.5×73mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約435g(本体のみ)で、IP7より約125g重くなっている。また、液晶モニタはタッチパネル式の2.5型で、モニタ上に11シーンまでインデックスを表示できる「マルチ画面サーチ」機能を搭載している。 CCDのメガピクセル化にともない、IP55では静止画撮影機能が強化された。本発光の前に調光用の発光を行うプリフラッシュ式のフラッシュを採用するほか、暗所でフォーカス精度を高める「ホログラフィックAF」、露出を変えながら3コマの連続撮影を行う「ブラケット撮影機能」を搭載している。 また、IP7と同じくBluetooth1.1モデムアダプタや、Bluetooth機能搭載携帯電話などと組み合わせることで、インターネットへのワイヤレス接続が可能になる。本体にメーラ、Webブラウザを内蔵し、Web上に画像をアップロードできるアルバム機能や、MPEG-1ファイルやJPEGファイルを添付してのメール送信が可能。メールなどの入力文字変換には、予測変換機能「POBox」を採用している。 専用のBluetoothモデムアダプタとしては、PCカード型PHS用の「BTA-NWP」(4月25日発売、22,000円)と、BTA-NWP専用のモデムカード「BTA-NW1」(33,000円)が使用できる。携帯電話単体ではau C413Sが対応。 撮影画像のPCへの取り込みは、i.LINKを使用する「MovieShaker Ver.3.1 for MICROMV」や、USBストーリミング機能で行なう。なお、USBストリーミング機能を利用するには別売のパソコン接続キット「DPCK-US20」(3月1日発売、9,800円)が必要となる。
□ソニーマーケティングのホームページ(SonyDrive) (2002年2月12日) [orimoto@impress.co.jp] |
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