1,000個出荷時の単価は、USBコントローラ内蔵、バスパワーの「PCM2900」とセルフパワーの「PCM2901」が600円。USBコントローラ/S/PDIF入出力内蔵、バスパワーの「PCM2902」と、セルフパワー「PCM2903」が650円。 ステレオコーデックの分解能は16bitで、最大サンプリングレートは48kHz。同社の「SpAct(Sampling Period Adaptive Controlled Tracking System)」技術を採用し、1つのクロック・ソースをPLL回路で切り分けることで、D/Aコンバータは32/44.1/48kHzの3種類に、A/Dコンバータは8/11.025/16/22.05/32/44.1/48kHzの7種類に対応。また、光デジタルの対応サンプリングレートは32/44.1/48kHz。不正コピー防止機能(SCMS)も内蔵している。 ボリューム/ミュート・コントロール機能を搭載することで、PC上だけでなく機器側からの音量調節にも対応。サスペンド・フラッグ機能により、PCのサスペンド状態に連動させて電力の消費を抑えることもできる。また、USBコントローラを内蔵することでボード面積を削減。さらにOSのUSBドライバでの制御が可能なため、開発の負担を軽減できるという。 同社では、ミニコンポ、CDラジカセなどのほか、家庭用ロボット、マイク付きヘッドホンなどへの採用を見込み、「機器の小型化、多機能化、低価格化を実現し、最終製品の付加価値向上および開発期間の短縮に貢献する」としている。 【主な仕様】
□日本TIのホームページ (2002年3月7日)
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