■ PG-M20X/PG-M25Xの共通仕様
輝度は1,900ANSIルーメン、コントラスト比1000:1。また、光学系は、同社独自の直筒式を採用し、レンズは1.2倍手動ズームレンズを搭載する。同光学系の採用により、高さ約8cm、重量約2.6kg、容積約4.2リットルと小型化を実現している。 また、動き検出IP変換の性能向上や、輪郭にボケ感を感じさせないというノイズリダクション、sRGB対応のカラーマネジメント機能を搭載した同社独自の「新高画質回路」を搭載する。 圧縮表示は、UXGA(1,600×1,200)まで対応。映像入力端子はDVI-I×1、S映像×1、コンポジット×1で、DVI-I端子はコンポーネント入力にも対応する。D4ソースまでのコンポーネント映像の入力も可能。また、冷却ファンの風切り音を37dBまで低減した静音設計となっている。 その他にも、アイコンベースのプルダウン式調整メニューや、PC画面にビデオ映像などを子画面で同時投影できる「新ピクチャーインピクチャー機能」などの機能も備えている。
■ PG-M25X ワイヤレスモデルの「PG-M25X」は、基本仕様は「PG-M20X」と同一だが、PCカードスロット×1を装備。WiFi認証を受けたIEEE 802.11b準拠のPCカード×2枚、無線方式の「ジャイロリモコン」も付属する。 無線LANでの通信には、東北大学などが開発した画像圧縮方式「ベクトル量子化技術(VQ)」を応用した新画像圧縮方式を採用。現在主流となっているJPEG圧縮方式では、モスキートノイズなどの画質劣化が発生するが、ベクトル量子化(VQ)静止画像圧縮技術では、原理的にモスキートノイズが発生しない上、適応解像度処理の導入によりベクトル量子化特有のブロックノイズの発生も抑えることができるという。文字などが含まれた画像種に対しては画質面でPSNR:5dB~10dBの圧倒的な性能差があるとしている。 この圧縮方式の採用により、一画面の転送速度を約2秒に短縮。変更箇所のみを圧縮/送信する簡易動画(1f/sec~5f/sec)も可能となっている。 また、自動プレゼン機能も搭載し、本体のPCカードスロットに挿入されたメモリカード上のVQ/JPEG/TIFF/BMPなどの画像データを使ってのプレゼンテーションも行なえる。
□シャープのホームページ (2002年3月12日)
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