「サウンドウィンドウ」は、これまでのスピーカーで使われてきた振動板に代わって、透明のパネルを使用する技術。液晶テレビやPDA、携帯電話のディスプレイ部などへの応用ができる上に、取り付け場所や形状の制約がないため、これまでにない形状のスピーカーや、壁埋め込み式、窓一体型のスピーカーなどが実現できるという。
また、空気圧による間接駆動のため、小型なドライバでも大面積のパネルを駆動が可能。直径16mmのドライバを使用し、35×60×1.2mm(幅×奥行き×厚さ)、重量3gのアクリル板を駆動させた場合、直接振動板を駆動させる方式を比較すると同音圧時の消費電力は1/25になるという。同社ではこれを「音響テコ技術」と呼んでいる。 さらに、パネル間に空気を充填する構造は、タッチパネルとほぼ同じなため、タッチパネルの透明フイルムをそのまま振動板として使用可能。また、ペン入力時などの加圧時でも音量の低下もほとんどないという。 発表会では、タッチパネル式液晶ディスプレイ、液晶テレビ、携帯電話、照明と一体化させたコンセプトスピーカーなどの実機を展示。デモを行なっていた。「サウンドウィンドウ」は2002年度中の製品化を計画中。最初の製品は松下電子部品からタッチパネルを利用したシステム部材として発売される予定となっている。
□松下電器のホームページ (2002年3月27日)
[fujiwa-y@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp