「LC723900」シリーズは、三洋オリジナルRISCコアをベースに、ROM(マスクROM/Flash ROM)、データRAM、データ保持用小容量Flashメモリ、ADコンバータ、タイマーなどの周辺回路、外部メモリ制御を1チップに集積したAV/カーオーディオ用の32bit RISCコントローラ。 搭載データ用Flashメモリの容量は4KBで、放送局のプリセットメモリや、RDS(欧州のラジオ放送)データ、チューナ用調整データ、盗難防止用IDコードなどのデータを保持する。さらに、オンボードでの書き換えに対応しており、基板実装後のバグパッチやパラメータ変更の際にも利用できる。これまでは別々のデバイスを実装する必要があったが、本製品ではこの2機能を内蔵のデータ用Flashメモリで実現できる。 I/O電源は2系統を装備。3Vと5Vが混在するインターフェイスに対応できる。また、電圧検出型リセット回路を内蔵しているため、従来外付け部品であった電圧検出ICも不要。 さらに、内部回路への容量付加などのEMI(Electro Magnetic Interference)ノイズ対策もされている。 Flash ROMを搭載したチップは、オンボードでの書き換えに対応しており、基板実装後のデータFlashメモリ内容の修正が可能。さらに従来はFlashメモリの消去/書き替え時には外部から電源の供給が必要だったが、本製品では昇圧回路を内蔵し、外部からの電源供給も不要となっている。
□三洋のホームページ (2002年4月5日)
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