ボーズ、フロントだけで5.1ch再生するDVD/AVアンプ一体型システム

5月10日発売 標準価格：149,800円 連絡先：セールスマーケティング部 　　　　Tel.03-5489-1058

　ボーズ株式会社は、DVDプレーヤー/AVアンプ一体型ホームシアターシステム「3･2･1(サン･ニイ･イチ)」を5月10日に発売する。価格は149,800円。

　「3･2･1」は、フロントL/Rに設置するスピーカーユニット「イメージアレイ」の中に、それぞれサテライトスピーカー2個を内蔵して、フロントL/Rに加えて、サラウンドL/R、センターチャンネルを再生するシステム。

　「イメージアレイ」内には、フロント、サラウンド用のドライバが一定の角度をもって内蔵されており、計4個のドライバを、4chアンプで個別にドライブ。さらに新開発の「4×4BDプロセッサー」で4ドライバに別々の信号を送り出すポストプロセッシングを実行する事により、「映画館さながらのサラウンド効果を提供する」としている。

　また、サブウーファは、チャンバ内の空気エネルギーを音響エネルギーに変えて放射する、同社独自の「アクースティマス」方式を採用。さらに、低音専用アンプと2チャンバ構造を備えた「ベースモジュール」をセットしている。

　DVDプレーヤー/AVアンプ部の「メディアセンター」には、ドルビーデジタル、DTSデコーダを搭載。さらに、同社独自のアルゴリズムによりアナログ信号を含め5.1ch以外の全てのソースも5.1chで再生される。

　DVDプレーヤー部はDVDビデオのほかに、CD-DA、CD-R/RW（MP3対応）の再生に対応。AM/FMチューナも内蔵する。また、イコライザにはダイナミックレンジを圧縮する「DRC（ダイナミックレンジ・コンプレッション）」や、音量レベルにあわせたトーンコントロールを行なう「P.A.P.回路」、映画のサウンドトラックを一般家庭の室内音響特性に合わせて自動補正する「フィルムEQ」が搭載されている。

　付属のリモコンはマルチカーソルキーを採用することでボタンの数を削減しているが、ほぼ全ての設定がOSDで可能となっている。同社では「15分でセッティング、操作できる簡便さをも兼備した、新次元DVDホームシアターシステム」とアピールしている。

【主な仕様】

イメージアレイ

• ユニット構成：60mmドライバー×2（1本）
• 防磁方式：キャンセリング・マグネット方式、シールド方式併用
• 外形寸法：200×136×88mm（幅×奥行き×高さ、1本）
• 質量：1.5kg（1本）

• 定格出力：35W×1
• ユニット構成：13cmドライバー×1
• サイズ：221×488×360mm（幅×奥行き×高さ）
• 質量：10.7kg

• フロント定格出力：25W×2
• サラウンド定格出力：25W×2
• 再生周波数帯域：20Hz～20kHz（±0.5dB）
• FM受信周波数：76.0～90.0MHz（100kHzステップ）
• AM受信周波数：531～1,629MHz（9kHzステップ）
• 音声入出力：ステレオRCA入力×3、ステレオRCA出力×1、デジタル入力×4（同軸×3/光×1）
• 映像入出力：S/コンポジット入出力×各1
• 外形寸法：339×254×100mm（幅×奥行き×高さ）
• 質量：4.0kg

（2002年4月16日）

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