アイ・オー、実売5万円のBSデジタル用80GB HDDユニット ―DTCP対応。D-VHSモードとソニー製チューナモードを搭載

　株式会社アイ・オー・データ機器は、BSデジタルハイビジョンなどのデジタル放送をi.LINK経由でストリーム記録できる80GB HDD「HVR-HD80」(Rec-POT)を4月末に出荷する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円前後と見込まれる。

　Rec-POTは、デジタル放送をそのまま録画するi.LINK接続の80GB HDDユニット。松下製の「AVHDD」を搭載するほか、DTCP(Digital Transmission Content Protection)にも対応。有料放送であるデジタルWOWOWや、STAR TVなども録画できる(録画制限のない番組に限る)。録画時間はHD放送で7時間以上、SD放送で21時間以上。

　Rec-POTの最大の特徴は「D-VHS互換モード」と、「ソニー製チューナ対応モード」を背面スイッチで切り替えられること。ソニー製チューナ「DST-BX500」は、D-VHSデッキには非対応だが、オプションとしてHDDユニット「VRT-T1」(80GB、実売12万円程度)が用意されている。「ソニー製チューナ対応モード」では、このVRT-T1互換として機能するため、純正品の半額程度で同等機能の製品を購入できることになる。

　基本的な動作としては、HDDがいっぱいになると古いものから順次消去されるが、番組単位でプロテクトすることもできる。i.LINK端子背面に2系統搭載し、ディジーチェーンで複数台のRec-POTを接続したり、複製制限の無い番組であればD-VHSにダビングすることも可能。

　BSデジタルに加え、110度CSにも対応し、epへの対応も予定されている(蓄積型サービスを除く)。外形寸法は、116×186×77(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.5kg。消費電力は動作時11W、待機時6W。

□アイ・オー・データのホームページ
http://www.iodata.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.iodata.jp/news/200204/068.htm
□関連記事
【2001年11月6日】ソニー、i.LINK搭載BSデジタルチューナと80GBのHDDユニット
　―新LSIを搭載、HDDにBSデジタルを約7時間録画可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011106/sony.htm

(2002年4月18日)

[furukawa@impress.co.jp]