さらに、スタンダードタイプの新製品として、2,500ANSIルーメンの「ELP-820」と2,000ANSIルーメンの「ELP-811」を発売する。価格はそれぞれ798,000円、698,000円。820が4月下旬、811が5月上旬の発売を予定している。
■ ELP-730/720 ELP-730は、プロジェクタエンジン、光学系、電源を小型化することで、クラス最小サイズを実現したという3板式の液晶プロジェクタ。外形寸法および重量は、276×190×70mm(幅×奥行き×高さ)、約1.9kg。レンズは手動ズームの光学1.16倍レンズで、100型投射時の最短距離は3.3m。
液晶パネルには従来機同様「ドリームパネル」を搭載するが、今回は開口率を20%上げた「ドリーム2プロセス」を使用している。このため、150Wランプとの組み合わせで2,000ANSIルーメンの明るさが可能になったという。パネルサイズは0.9型で、解像度はXGA(1,024×768ドット)。480i~720pの入力信号に対応する。
機能面では、プロジェクタ本体の傾きを検知することで、上下の台形歪みを自動的に修正する「自動台形歪み補正機能」を搭載する。プロジェクタを設置するだけで実行され、1秒程度で補正を完了する。対応角度は±15度まで。ただし、左右方向の歪みは直せない。 画像モードは「sRGB」、「ノーマル」、「シアター」、「ゲーム」のほかに、テキストをはっきり映し出すという「ミーティングモード」、暗い室内で色を際立たせる「プレゼンモード」の計6種類を選択できる。 映像入力は、コンポーネント(D-Sub15ピン、アナログRGBと兼用)、S映像、コンポジットを各1系統装備。そのほか、持ち運び時に本体に収納できるカード型リモコンや、オンスクリーンヘルプ機能などを採用している。 ELP-720は、730の光学系を変更してコストダウンを図った下位機種。明るさが1,500ANSIルーメンとなる以外に、730との差異はない。
■ ELP-820/811
ELP-820は、0.9型XGA(1,024×768ドット)のパネルを3枚搭載する液晶プロジェクタで、730/720と異なり、据え置き主体のスタンダードな用途を対象としている。ズームは手動の光学1.35倍で、100型投射時の最短距離は3.1m。 外形寸法は348×274×104mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.2kg。明るさは2,500ANSIルーメンで、コントラストは400:1となっている。 480i~720pのビデオ入力に対応し、アナログRGBと兼用のコンポーネント端子(D-Sub15ピン)を備える。さらに、730/720にはないDVI-I入力端子も搭載している。 730/720の特徴の1つ「自動台形補正機能」は搭載していないものの、上下方向以外に左右方向の台形補正も可能。斜め横位置からの投射にも対応する。 ELP-811は、820の光学系を変えたモデルで、明るさが2,000ANSIルーメンとなっている。それ以外のスペックは820と同じで、本体デザインもほぼ同一となる。 なお、820/811の本体形状は、1月発表のホームシアター向けプロジェクタ「ELP-TW100/TS10」とまったく同じ。ただし、ボディカラーがグレーになっている。
(2002年4月23日) [orimoto@impress.co.jp] |
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