最も大きな損失を出したのは、メモリ、LSIなどを扱う電子デバイス部門。同社ではIT需要の落ち込み、メモリなどの低価格化の影響を受けたことを理由に挙げ、損失額は1,763億円、売上高も前年比マイナス31%となっている。 また、デジタルメディア部門でも、パソコンの需要落ち込みが激しく営業利益は149億円の損失(売上高1兆4,686億円)。なお、映像機器関連は、海外のテレビ販売、DVDプレーヤーなどが堅調であったという。 情報・通信システム部門では、営業利益97億円(売上高9,567億円)の黒字を出しているが、前年度比では59%のマイナス。BSデジタル放送機器の需要の落ち込み、海底光ケーブルなどの設備投資の減少や、売価も低下したことなどを原因に挙げた。 同社は2001年度に経営の軽量化、調達コストダウンを行なう「01アクションプラン」を実施。今後の見通しについては、早期退職制度などによる1万人規模の人員削減で1,000億円、コストダウンの追求で800億円を削減、さらに米経済の回復、円安などによる利益増を見込んでおり、2002年度の営業利益を1,300億円と予想している。
□東芝のホームページ (2002年4月25日)
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