ソニー、デジタル/アナログ放送対応チューナ復調モジュール


5月13日発表

サンプル価格:35,000円から

連絡先:ソニーケミカル株式会社
    SIP事業部 MDM部
    Tel.03-5435-3949


 ソニー株式会社は13日、デジタル放送とアナログ放送の両変調方式に対応した、テレビチューナ復調モジュール「BTD-UB451シリーズ」を商品化したと発表した。5月下旬よりサンプル出荷を開始し、サンプル価格は35,000円から。

 最大の特徴は、復調部に新開発のDSPを導入し、各種変調方式の切り替えをソフトウェアで行なうこと。米国や韓国の地上波アナログ放送規格、NTSC-M方式と、地上波デジタル放送のVSB変調、およびデジタルケーブルテレビのQAM変調に対応する。1モジュール化により、チューナ回路の省スペース化や低消費電力化が図れるとしている。

 また、アンテナ入力から特定チャンネルを抽出して増幅する高周波部に、新開発の中間周波増幅ICを採用。アナログ放送信号もデジタル処理されるため、「高品質な受信性能を実現した」としている。受信S/Nは48dB以上。地上波デジタル放送(8値VSB方式)の最小入力感度は-80dBm以下。

 同社では、世界各地のあらゆる変調方式に対応できる復調モジュール「ユニバーサルフロントエンド」の実現を目指し、今後、欧州地域向けの復調ソフトウェアの開発に取り組むとしている。

【主な仕様】

受信信号帯域
(入力インタピーダンス)
57MHz~890MHz
(不平衡75Ω)
復調出力 NTSC-M 映像:10bitデジタルコンポジット
音声:32/44.1/48kHzデジタル
※米国音声多重方式BTSCに対応
VSB 8VSB(ATSC)対応、トランスポートストリーム
QAM 64/(128)/256QAM(ITU J.83 Annex B)対応、トランスポートストリーム
電源 32V(5mA)、9V(250mA)、5V(200mA)、3.3V(100mA)、1.8V(550mA)
最大消費電力 4W


□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200205/02-019/

(2002年5月13日)

[nisiuti@impress.co.jp]

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