ラインナップは、DVD/CD/MDを搭載し、ワイドVGA液晶ディスプレイを備えたフラッグシップモデル「AVN8802D」と、DVD/CD/MDの「AVN7702D」。価格はそれぞれ34万円、315,000円となっている。 また、DVDビデオ非対応の2DIN DVDナビゲーションシステム「AVN5502D」と「AVN3302D」も発表になった。価格は5502Dが26万円、3302Dがオープンプライス。3302Dの店頭予想価格は22万円前後と見られる。 同時に、5502DからDVDプレーヤーを省略したCD/MD 2DINナビ「AVN5502C」も発売。価格は168,000円となっている。
■ AVN8802D
6.5型ワイドの800×480ドットTFTパネルを採用する2DINのDVDナビゲーションシステム。ディスプレイはタッチパネル式。DVD、CD、MDの3デッキ構成で、DVDビデオの再生も可能となっている。GPSアンテナ、フィルムテレビアンテナ、2メディアVICSユニット、全国版地図DVD-ROM2枚が付属する。 市販品として初めて、ナビと連動する衛星画像「サテライトショット」の表示に対応した。ただし、衛星画像に自車アイコンや文字情報は表示されず、いわゆる「ナビ画面」として使用できるわけではない。ナビ画面と連動し、目的地や自車位置周辺の画像を表示するのが目的。ナビ画面と衛星画面の2画面表示も可能となっている。 なお、衛星画像はIKONOS(イコノス)で撮影したものを使用し、表示できるのは東京23区(および一部周辺)、横浜市、川崎市、名古屋市(および一部周辺)、京都市、大阪市、神戸市、福岡市の8エリア。撮影したのは2001年12月という。 8802Dの開発に合わせて、VGAディスプレイ用のASICも新開発した。ビデオ入力からRGB出力までをデジタル信号処理し、100×60×3ドットから800×480×3ドットまで変換可能。テレビ番組を8局同時に表示する「マルチチャンネルビュー」のほか、ナビ画面とテレビや目的地情報といった、2画面同時表示にも対応する。ただし、マルチチャンネルビューは静止画表示となる。 また、1チップのため、実装面積を従来比で約5分の1に縮小した。また、コストも約3分の1に低減できるという。
DVDビデオのほか、CD-R/RWやMP3、MDLPの再生に対応。アンプの最大出力は50W×4ch。そのほか、EQや好みの画像を壁紙にできる「Pic-CLIP」を搭載している。ETCにはオプション「ETC101」で対応する。
■ AVN7702D
従来のネットワークAVNにCDデッキを追加し、DVD/CD/MDの3デッキ構成にした2DINのDVDネットワークナビゲーション。iナビリンクやHELPNETに対応し、携帯電話経由で各種のインターネットサービスを受けることができる。パッケージには、GPSアンテナ、全国版地図DVD-ROM、フィルムテレビアンテナ、2メディアVICSユニットが付属する。
ディスプレイは400×234ドットのタッチパネル式6.5型ワイド液晶ディスプレイ。出力は50W×4chで、DVDビデオ、CD-R/RW、MP3、MPDLPの再生に対応する。3メディアVICSをサポートするほか、別売りの「ETC101」でETCにも対応する。なお、8802Dと異なり、サテライトショットには対応していない。
■ AVN5502D/3302D/5502C 5502Dは、DVD/CD/MDの3デッキを搭載するDVDナビ。DVD部以外のスペックは7702Dと同等となる。ディスプレイはタッチパネル式6.5型ワイドの400×234ドットで、最大出力は50W×4ch。CD-R/RW、MP3に対応する。VICSユニットは付属しない。付属のアンテナはフィルムテレビアンテナ。 また、3302Dは5502DからMDを省いたモデル。7702D/5502Dと同じタッチパネル式のディスプレイを備えている。CD-R/RWが再生できるが、MP3の再生は非サポート。GPSユニットやフィルムテレビアンテナが付属する。 5502Cは、今回発表の中で唯一のブラックモデル。ディスプレイも6.5型ワイドのタッチパネル式ではなく、400×234ドットの5.8型ワイドを採用する。CD-R/RWやMP3の再生は不可能。フィルムテレビアンテナ、GPSユニットが付属する。
□富士通テンのホームページ (2002年5月20日) [orimoto@impress.co.jp] |
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