日本電気株式会社(NEC)は29日、同社のMPEG-2エンコーダ技術について米ESS Technologyとライセンス契約を結んだと発表した。急成長が見込まれるDVD機器分野での事業拡大を目指すとしている。 今回のライセンス契約は、NECのオーディオ/ビデオエンコーダの設計情報と制御ソフトの利用をESSに許可し、システムLSIの開発および販売の権利を与えるというもの。 ESSは、DVDプレーヤー向けのMPEG-2デコーダLSIで世界一のシェアを持つ。業務内容は、ビデオCD、DVD向けMPEG-1/2デコーダ、MP3の製品開発など。一方、NECは2001年6月よりMPEG-2エンコーダ「μPD61051/52」を量産出荷するなど、MPEG関連デバイスの開発に注力している。 NECでは、今後MPEG-2を利用した無線によるデジタルAV伝送や、PC関連機器への組み込み用途において積極的な提携を進め、「MPEG-2エンコーダビジネスの拡大を目指す」としている。
(2002年5月29日) [nisiuti@impress.co.jp] |
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