2002年度の米国市場の売上高予想は957億ドルを上回る見込み。これは2001年度比3%増で、この予想額が達成されると過去最高の売上高になるという。シャピロ氏はこの需要増について、「2001年9月11日のテロ以降、コミュニケーションを取るための機器の需要が増している」とした。 特に成長幅の大きい分野として、ビデオ分野を挙げ、2002年度の累計出荷数は、DVDで530万台、HDDレコーダで460万台、HDTVで150万台と予想。特にDVDプレーヤーの普及率は2001年度で25%。過去のどんな機器よりも速いスピードで普及しているという。 オーディオ分野では、ホームシアター機器やMP3プレーヤーが市場を牽引し、2002年度の売上予想は前年度比2%増の61億ドル。特に「ホームシアター イン ボックス」と呼ばれるパッケージ製品が好調で、2002年度の売上は前年度比24%増の94,500万ドルに達すると予想されている。
また、コピープロテクションへの対応についても言及。ブロードバンド環境への対応と共に、ユーザーが録画可能な状態を保ちながら、インターネットなどで2次配信が行なえないコピープロテクション技術について積極的なアプローチを進めているという。 シャピロ氏は「蓄音機やビデオデッキが出現したときにも、今と同じような議論があった」として、コンテンツメーカーの権利を保ちながら、新技術への対応を行なう道を模索している現状を説明した。 また、2003年1月9日から米国ラスベガスで開催される2003 International CESの全ての基調講演に、日本語による同時通訳が用意されることが明らかにされた。また、米Microsoft会長のビル・ゲイツ氏も登場することが正式に発表された。
□CEAのホームページ(英文) (2002年6月4日)
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