ソニー株式会社は12日、三菱樹脂株式会社、三宝化成株式会社と共同で、電子機器の筐体に利用可能な、植物を原料とするプラスチックの生成技術を確立したと発表した。また、商品化の第1弾として、今秋発売予定のウォークマン1モデルに採用するとしている。 植物原料プラスチックは、トウモロコシなどのデンプンを乳酸菌で発酵させ、化学的な結合で生成される「ポリ乳酸」がベースとなる。耐久性、耐衝撃性、成形性の問題をクリアし、筐体の9割(重量比)以上に利用できるとしている。 技術的にはリサイクルも可能なほか、農業廃棄物から堆肥を作るコンポスト施設での廃棄処理も可能。ハロゲン物質を含まないため、焼却してもダイオキシンが発生することはない。また同社では、包装材にも応用できるとしており、7月より小型ラジオのパッケージに採用する。
(2002年6月12日) [nisiuti@impress.co.jp] |
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