デノン、ミニコンポ「ラピシア」にDVDモデルを追加 ―USB端子付きのCD/MDタイプも発売

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　デノン株式会社は、一体型オーディオシステム「ラピシア」の新製品として、DVDプレーヤー採用の「D-MS5DV」を8月下旬に発売する。価格は9万円。

　また、MS5DVのDVDプレーヤーをCDに変更した「D-MS3」も発表になった。「D-MS3-M」と「D-MS3-BH」の2モデルをラインナップする。価格はともに7万円。7月中旬の発売を予定している。

■ D-MS5DV

D-MS5DV

　アルミフロントパネルやハーフミラーディスプレイ、メッキ仕上げボタンなどを採用したオーディオシステム。DVD、MD、AM/FMチューナ、スピーカーで構成され、本体部は一体型。システム幅は356mmになる。なおリモコンには、携帯電話と同じ方式で文字入力できるテンキー文字入力タイプが付属する。

　DVDビデオや音楽CDのほか、ビデオCD、CD-R/RW、MP3の再生もサポート。MD部はMDLPに対応し、CDからMDへは2倍速録音が行なえる。アンプは20W×2ch。

　録音時には、デジタルRECボリュームや、CD再生中にボタン1つで曲頭から録音を行なう「MD PICK REC」を利用できる。また、シンクロ録音(SRS)は「ALL TRACK SRS」と「1 TRACK SRS」を選択可能。MDへのアナログ録音にも対応する。

　音質補正機能は、重低音を強調する「スーパー・ダイナミック・バス(S.D.B)」と、バーチャルサラウンド機能を搭載。バーチャルサラウンドには「MUSIC」と「CINEMA」の2モードを用意している。

　入力端子として、アナログ音声×2系統、光デジタル×1系統を装備。出力には、S映像×1系統、コンポジット×1系統、アナログ音声×2系統、光デジタル×1系統、サブウーファプリアウト×1系統、ヘッドフォン×1系統を備える。本体部の外形寸法および重量は、210×351×150mm、7.7kg。

　スピーカーは、2ウェイ2スピーカーのバスレフ型で、ユニットには12cm径ウーファと2.5cm径ツィータを採用する。インピーダンスは6Ω。外形寸法は155×240×270mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.2kgとなっている。

■ D-MS3

　MS5DVのDVD部をCDプレーヤーにした製品。さらに、MS5DVにはないUSB端子(Ver.1.0)を設けている。「-M」と「-BH」の違いはスピーカーキャビネットのカラーで、「-M」が木目、「-BH」がビーチとなる。

　USB端子により、PCの外部スピーカーとして使用可能。また、再生音声をMDにアナログ録音することもできる。

　そのほかの基本機能はMS5DVとほぼ同じ。ただし、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生には対応していない。また、バーチャルサラウンド機能も省略されている。本体部およびスピーカー部の外形寸法はMS5DVと同一で、本体部の重量のみ700g軽い7.0kg。

D-MS3-M	D-MS3-BH

□デノンのホームページ
http://denon.jp/
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/n_dms5ms3.html
□関連記事
【2001年8月8日】デンオン、MDLP対応システムコンポ「ラピシア」の新モデル
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010808/denon.htm
【2001年6月15日】デンオン、ミニコンポ「ラピシア」にビーチ柄スピーカーを追加
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010615/denon.htm

(2002年7月4日)

[orimoto@impress.co.jp]