TDK、不当な海外製DVDメディアに抗議
─Super X、PRINCOにTDK製IDを確認


7月10日発表



 TDK株式会社は、同社製記録型DVDメディアの製造者認識コードを不当に使った海外製品が流通していることを確認したことを明らかにした。同社では7月3日現在、Super X、PRINCOブランドの一部のDVD-R/RWメディアで確認している。

 製造者認識コードは、記録型DVDディスクの製造元をあらわすもの。このコードはディスク製造に使用されるスタンパに最初から記憶されており、これがメディアの基本情報となる。また、記録ドライブがメディアの製造元を確認するのに用いられ、それをもとに適切な書き込みが行なわれる。

 コードが不当に用いられたディスクを使用すると、ハードウェア製造元から正式認定を受けていないのに2倍速記録が行なわれ、書き込みに失敗する場合があるという。

 TDKでは、「RWPPI(RW Products Promotion Initiative)などの団体や関係各社に対して、状況説明を行なっており、事実関係も確認されている。業界の基本ルールを無視した行為であり、製造元・販売元に強く抗議し、断固とした対応を取る」としている。

□TDKのホームページ
http://www.tdk.co.jp
□ニュースリリース
https://www.tdk.co.jp/tjtem01/tem00900.htm
□PRINCOのホームページ
(7月11日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.princo.co.jp/

(2002年7月11日)

[kumagai@impress.co.jp]

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