株式会社ケンウッドは19日、世界最高速の2ビーム方式の青紫色光ヘッドと、同ヘッドを搭載した高密度光ディスク評価機を開発したと発表した。NHK放送技術研究所の協力を得て開発したもので、放送用ハイビジョン光ディスクへの応用を視野に入れている。 今回開発されたのは、青紫色レーザ2ビームを用いたもの。レーザ波長405nm、対物レンズ0.65といった、次世代ディスク記録の仕様に対応するスペックを持つ。記録媒体は、カバー層0.6mmnの相変化光ディスク。 2つのレーザビームを1個の対物レンズに集光させ、ディスク上の2つのトラックに、2ch分のデータを同時に記録・再生できる。記録時は、それぞれのレーザビームを高速に光変調させ、2つのトラックへの書き込みが可能。一方、再生時には、ビームそれぞれが別の信号を検出する。さらに、記録と再生を同時に行なうことも可能。
なお評価機は、光ヘッドからの2ビームのRF信号や、サーボ信号などを解析できる。2ch同時の場合、再生時200Mbps、記録時130Mbpsの実験に成功しており、「放送品質のハイビジョン映像がリアルタイムで記録・再生できる」としている。 同社には、7ビーム方式のROMドライブを製品化した実績があり、青紫色光ヘッドにおいても「さらに多ビーム化した光ヘッドの開発も可能」としている。
□ケンウッドのホームページ (2002年7月22日) [orimoto@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp