三菱電機、斜め線補間機能搭載の液晶テレビ向け1チップIC


10月1日よりサンプル出荷開始

サンプル価格:3,000円

連絡先:半導体資料室
     Tel.03-3218-9450


 三菱電機株式会社は、中・小型液晶テレビの1チップ信号処理ICを開発したと発表。10月1日からサンプル出荷を行なう。サンプル価格は3,000円。月産20万個を予定している。

 同ICは、テレビ信号処理、液晶パネル用表示処理、OSD機能を1チップ化したもの。Y/C分離に3ライン適応型を採用するほか、斜め線補償機能付きの2次元適応型IP変換回路や、アスペクト変換機能付きのスケーリング回路も内蔵する。

 また、65MHzまでの出力が可能なPLL回路を搭載。QVGAやXGAといった高解像度の液晶パネルにも対応できる。

 OSD機能は、ハーフトーン表示に対応。さらに、CCD(Closed Caption Decoder)などの表示用として、外部OSD入力端子を装備している。1画面に最大68文字、30行の表示が可能。フォントメモリは512フォント分を格納できる。パッケージは176ピンQFP。3.3V、または1.8Vに対応する。

□三菱電機のホームページ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2002/0808-b.htm

(2002年8月12日)

[orimoto@impress.co.jp]

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