サンプル価格:1万円/個
松下電子部品株式会社は、BSデジタル放送のチューナ部、デジタル復調部、誤り訂正部を一体化した小型のフロントエンドユニットを8月下旬より量産を開始する。サンプル価格は1万円/個。 同ユニットは、外形寸法70×25.4×12mmと、当社従来品の70×36.1×11.3mmから25%小型化。検波ICとPLLの高周波ICを一体化したデジタル復調ICを採用することで、「業界最小形状を実現した」としている。また、低位相雑音のPLL回路の最適化を図ることで従来の感度性能(位相雑音10kHzオフセットにて-80dBc/Hz)も維持。消費電力も1.75Wから1.5Wに14%低減している。 さらに、TS(トランスポートストリーム)出力のシリアル化により、パラレル時に8本だったデータラインを1本に収束。シリアル化に際してユニットの内部回路、信号配線などを最適化しすることで、データ出力の高周波妨害を低減しているという。 同社では、「プラズマテレビ、液晶テレビ、パソコンなど、小型薄型であることが要求されている市場からの要求に応えるため製品化した」と開発背景を説明している。
(2002年8月23日)
[fujiwa-y@impress.co.jp] |
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