松下、動き検出判定を10bit化した3次元Y/C分離LSI


9月サンプル出荷

サンプル価格:2,000円/個




 松下電器産業株式会社は、アナログ放送用の3次元Y/C分離LSIを9月にサンプル出荷する。サンプル価格は2,000円/個。

 動き検出判定を従来の8bit処理から10bit処理にしたほか、フレームメモリ容量も4Mbitから8Mbitに増量。動き検出判定も高精度化し、さらに新開発の動き検出アルゴリズムの導入と合わせ、「映像の滑らかさを増し、従来に比べドット妨害を大幅に低減した」としている。また、メモリ容量が増加したことにより、3画面分の同時取得が可能。この3画面を平均化処理する独自のノイズリダクション技術を導入することで、ノイズ低減量は4.8dBという輝度信号ノイズリダクション機能を実現している。

 色復調回路はNTSC/PALの両方式に対応し、YUVコンポーネント出力は入力信号形式によらず、アナログ/デジタル出力の両方をサポート。様々な用途に応じた各種後段LSIとの接続が可能となった。

 3次元Y/C分離、3次元ノイズリダクション、色復調のほかにも、3ラインくし型フィルタ、同期分離、水平/垂直輪郭補正機能を搭載。製造プロセスは0.30μm CMOSの3層メタルで、パッケージは24mm角の176ピン LQFPパッケージとなっている。


□松下のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn020829-1/jn020829-1.html

(2002年8月29日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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