ピナクル、MICROMV形式にも対応した「Pinnacle Studio Version 8」
ハイエンドのオールインワンパッケージも発売


Pinnacle Studio Version 8
9月25日より順次発売

価格:「Pinnacle Studio Version 8」
         製品版 13,800円
         アップグレード版 7,800円
   「Pinnacle EDITION DV」128,000円

連絡先:パーソナルウェブビデオ事業部
    Tel.03-5465-0648




 ピナクルシステムズ株式会社は、簡単操作が特徴のビデオ編集ソフト「Pinnacle Studio Version 8」を10月上旬に、ハイエンドビデオ編集ソフト「Pinnacle EDITION DV」を9月25日に発売する。価格は「Pinnacle Studio Version 8」の製品版が13,800円、アップグレード版が7,800円。「Pinnacle EDITION DV」が128,000円。

 なお、Pinnacle Studio Version 8 アップグレード版の対象商品は、「Studio PC TV USB」、「Studio DV」、「Studio Online」、「Studio Deluxe」、「Studio Version7」の5本となっている。

 Pinnacle Studio Version 8は、「Pinnacle Studio」シリーズの新バージョン。前バージョンとの違いは、MPEG-1/2のダイレクトキャプチャと編集、さらに、ソニーのMICROMV形式のハンディカムからのキャプチャに対応したこと。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP。

 なお、MICROMV形式のキャプチャは、Windows 98 SEが非対応、Windows Me/2000の場合、「MovieShaker for MICROMV」がインストールされている必要がある。また、最低動作環境はPentium、Athlonともに500MHz以上だが、MPEG-2のリアルタイムキャプチャを行なう場合にはPentium 4 1.8GHz以上のCPUが必要となる。

プレビュー映像の上部に見える青いラインが、バックグラウンドレンダリングの進行状況を示している

 新たに追加されたのは、エフェクトを指定した瞬間にレンダリングを開始し、編集作業と同時進行可能な「バックグラウンドレンダリング」機能。編集作業をしながらレンダリングを行なうため、パワーのないマシンでも快適な作業ができるという。また、パワーに余裕のあるマシンでは、ソフトウェアのみでリアルタイムに近い処理が可能としている。

 さらに、DVDやビデオCD、SVCDのオーサリングやライティング機能も搭載。取り込みから書き出しまでの一連の作業をシームレスに処理できる。対応メディアはCD-R/RW、DVD-R/-RW/+RW/+R。DVD-RAMはサポートしていない。


操作はドラッグ&ドロップが主体で、手軽に編集できる オーサリングでは、動画メニューにも対応

 なお、プレビュー品質で動画をキャプチャすることで、ファイル容量を抑える「Smart Capture」機能や、BGMをムービーの長さに合わせて自動作成する「SmartSound」など、Version 7の機能も継承。「Hollywod FX 3Dトランジション」を搭載し、100種類以上のトランジションが利用できるほか、作成したムービーを同社サイト内で公開できるサービスも実施される。

 対応動画フォーマットはAVI、MPEG-1/2、RealVideo、WindowsMedia。音声はWAVE、MP3のインポートに対応し、静止画はBMP、JPEG、PICT、TAG、TIFF、WMFの取り込みをサポートする。


■ Pinnacle EDITION DV

Pinnacle EDITION DV

 ハイエンド向けのビデオ編集ソフトのオールインワンパッケージ。ビデオ編集ソフト「Edition」と、DVDオーサリングソフト「Impression DVD Pro」、総合エフェクト作成ソフト「Commotion 4.1」、タイトラー「TitleDeko RT」、3Dエフェクト・トランジションソフト「Hollywood FX」の計5本を同梱する。既に米国で発売されているが、日本でのリリースは初めてとなる。対応OSは、Windows 2000/XP。

 ソフトウェアはすべて英語版となっており、EDITIONの日本語マニュアルが収録されたCD-ROMが付属する。また、DVキャプチャ用のIEEE1394 PCIカードと、IEEE1394ケーブルも同梱する。

 Editionは、バックグラウンドレンダリング機能を搭載したビデオ編集ソフト。アイコンのメニューを採用し、他のソフトからの乗り換え時の負担を軽減したという。また、レイヤーを無制限に作成でき、エフェクトなどの処理を複数同時に行なえる。オーディオミキサー機能、リニアタイムワープ機能なども備える。

 DVDオーサリングソフトのImpression DVD Proは、最大2チャンネルまでのマルチアングルに対応。最大32個のサブタイトルや、モーションメニュー、言語選択メニューの作成も可能。

 「Commotion 4.1」と「Hollywood FX」は、単体発売されているものと同じ。タイトラーの「TitleDeko RT」は、EDTION DV用に機能を限定したものが付属する。動画の入力対応フォーマットはAVI、QuickTime。音声のWAVEファイルは16bit PCM、32/44/48kHzに対応。静止画はBMP、TAG、TIFFをインポート可能。書き出しは、DV、AVI、QuickTime、WMA、SVCD、DVDをサポートする。

Edition Impression DVD Pro



□ピナクルシステムズのホームページ
(9月6日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.pinnaclesys.co.jp/
□関連記事
【2001年9月21日】ピナクル、機能アップした「Pinnacle Studio Version 7」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010921/pina.htm

(2002年9月6日)

[yamaza-k@impress.co.jp]

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