松下電器産業株式会社は、プログレッシブ出力に対応したDVDとVHSのコンボデッキ「NV-VP30」と「NV-VP50S」を10月10日に発売する。価格はどちらもオープンプライスだが、店頭予想価格はVHS部がHi-Fi VHSの「NV-VP30」が4万円前後、S-VHSの「NV-VP50S」が5万円前後の見込み。 両機種とも前モデル「NV-VHD1」の後継機。前モデルとの違いは、DVD部がプログレッシブ出力に対応し、DVD-RAMディスクの再生も可能になったこと。さらに、奥行きを約8cm短くし、DVD+VHSコンボデッキとして業界最小サイズを実現したという。外形寸法および重量は、どちらも約430×266×89mm(幅×奥行き×高さ)、約4kg。液晶付きのリモコンが付属する。 DVD部は、DVDビデオ、DVD-R、DVD-RAM、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RWに対応するほか、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生も可能。「200倍速高速サーチ機能」や、5枚までのディスクの再生位置を記憶する「5ポジションメモリー」機能も搭載する。 VHS部には600倍速の高速巻き戻しや、録画内容を一括消去する「テープリフレッシュ」機能、120分テープに約10時間の録画が可能な「5倍モード」も装備している。 また、TV放送の映像を表示しながらディスクの音楽を再生する「Pinミュージック」、DVDソフト再生中にビデオの録画状態をチェックできる「録画チェック」機能や、メディアを入れるだけでDVDとVHSの出力を自動的に切り替える機能など、一体型独自の機能も備えている。
■ NV-VP50S
DVD部に高画質化機能「MPEG DNR」を搭載した上位モデル。3次元NR(3次元ノイズリダクション)やブロックNR(ノイズリダクション)、モスキートNR(ノイズリダクション)といった回路を使用し、なめらかな映像を実現したという。 VHS部はS-VHSに対応するほか、デジタル3次元ノイズリダクションやデジタル3次元Y/C分離回路、デジタルTBC(タイムベースコレクタ)などを搭載する。 映像出力は、コンポジットを2系統(DVD専用×1)、S映像を2系統(DVD専用×1)、D2端子を1系統(DVD専用)装備。映像入力は、S映像/コンポジットを2系統備える。音声入力はアナログを2系統、音声出力は光デジタルを2系統、アナログ2系統(DVD専用×1)を装備する。
■ NV-VP30
NV-VP50SからDVD部の「MPEG DNR」や、VHS部のデジタル3次元ノイズリダクションやデジタル3次元Y/C分離回路、デジタルTBC(タイムベースコレクタ)などを省いたモデル。なお、S-VHSは簡易再生となる。 映像出力は、コンポジットを2系統(DVD専用×1)、S映像を1系統(DVD専用)、D2端子を1系統(DVD専用)装備。映像入力はコンポジットを2系統備える。音声入力はアナログを2系統、音声出力は光デジタルを2系統、アナログ2系統(DVD専用×1)を装備する。
□松下電器産業のホームページ (2002年9月9日) [yamaza-k@impress.co.jp] |
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