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アルパイン、ファイバ振動板の車載用スピーカー


DLC-176A
10月中旬より順次発売

標準価格:8,000円から

連絡先:インフォメーションセンター
     Tel.03-3779-0711


 アルパイン株式会社は、「DDドライブシリーズ」の後継シリーズなど11機種の車載用スピーカーを発表した。内訳は、「DDリニアシリーズ」が7機種、「STEシリーズ」が4機種。発売は、フラッグシップモデルの「DLX-F170」が12月上旬、そのほかは10月中旬を予定している。

  型名 標準価格 発売時期
DDリニアシリーズ DLX-F176 60,000円 12月上旬
DLC-176A 31,000円 10月中旬
DLS-174A 21,000円
DLC-166A 30,000円
DLS-164A 20,000円
DLC-106A 29,000円
DLS-104A 19,000円
STEシリーズ STE-173A 10,800円
STE-163A 9,800円
STE-123A
STE-103A 8,000円


■ DDリニアシリーズ

 2ギャップ/1ボイスコイル構造の採用により、振幅による駆動力への影響を排除したという2ウェイのトレードイン(カスタムフィット)スピーカー。「DDドライブシリーズ」の後継シリーズにあたり、17cm径、16cm径、10cm径を用意。それぞれにセパレート、コアキシャルをラインナップする。インピーダンスはすべて4Ωとなっている。

 リニア駆動の実現に加え、ボイスコイルの短小化により、コイル重量とインダクタンスを大幅に低減している。これにより、トレードインタイプとしても十分なストロークを確保し、「クリアでスムーズな中高域再生が可能になった」としている。

 コーンには、新開発のハイブリッドファイバ振動板を採用。3種類の素材を使用し、伝搬速度、剛性、内部損失、軽量化といった点で優れるという。さらに、天然ワニスを表面に塗布することで、力強く滑らかな音楽再生が可能になったとしている。また、細かいヒダを持つギャザードエッジとリニアストロークダンパーを採用。ねじれに強い構造を実現し、クリアでタイトなサウンドが楽しめるという。

 フラッグシップのDLX-F176は、大型マグネットとアラミド素材を使用する17cm径のセパレートタイプ。ツイータにも逆ドーム型のHPシェルタイプを採用するなど、「高音質にこだわったテクノロジを投入した」という。再生周波数帯域は28Hz~100kHz。同じく17cm径には、セパレートのDLC-176A、コアキシャルのDLS-174Aをラインナップする。

 16cm径モデルにはDLC-166A、DLS-164A(セパレート、コアキシャル)、10cm径モデルにはDLC-106A、DLS-104A(同)を用意している。

DDリニアシリーズの主な仕様
  DLX-F176 DLC-176A DLS-174A DLC-166A DLS-164A DLC-106A DLS-104A
形式 セパレート コアキシャル セパレート コアキシャル セパレート コアキシャル
ツイータ 2.5cm径 2cm径
ウーファ 17cm径 16cm径 10cm径
再生周波数帯域 28Hz~100kHz 28Hz~90kHz 28Hz~70kHz 30Hz~90kHz 30Hz~70kHz 40Hz~90kHz 40Hz~70kHz
出力音圧レベル 91dB/Wm 90dB/Wm
インピーダンス


■ STEシリーズ

 トレードインタイプのコアキシャル2ウェイスピーカー。17cm径のSTE-173A、16cm径の163A、12cm径の123A、10cm径の103Aが発売される。

 バランスドドーム、セラミックドームのユニット構成を採用。マグネットやボイスコイルを強化し、パワー伝達速度、中高域の再生に優れるという。コーンにも新デザインを採用している。

□アルパインのホームページ
http://www.alpine.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.alpine.co.jp/alpine/02_3catalogs/news_ca.html

(2002年10月11日)

[orimoto@impress.co.jp]


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