◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
ダイキン工業株式会社 電子システム事業部は28日、米iVASTとMPEG-4コンテンツ制作/配信/再生ソリューション「iVAST MPEG-4プラットフォーム」の国内販売代理店契約を締結し、11月より販売開始すると発表した。 iVASTは、ISO標準規格に準拠したMPEG-4コンテンツ用エンコーダやオーサリング、ストリーミング配信ツールなどを開発、販売している。同社は、今春より日本でのパートナーを探していたが、DVDオーサリングツール「Scenarist」などコンテンツ制作ツールの販売で実績を持つダイキン工業と提携し、日本市場に本格参入することとなった。 iVASTでは、製作から配信、STBなどの端末まで幅広いMPEG-4ソリューションを有しているが、ダイキン工業では主に製作側のエンコーダやオーサリングツールなどを中心に展開していく。 現在取り扱いを予定しているiVASTの製品は以下の通り。
【MPEG-4コンテンツ制作環境】
発表会の席上で、iVAST アジアパシフィック ゼネラルマネージャのマイケルパトリック氏は、ダイキン工業をパートナーに選んだ理由について「製作の現場とのコネクションが高く、DVDオーサリングツールを使っているユーザーにも、MPEG-4ツールを薦めることもできる」と説明した。 また、ダイキン工業株式会社 電子システム事業部の大藤圭一氏は、「業界標準に準拠」、「高度なインタラクティブ性(双方向)」、「マルチレゾリューション(HDTV)」、「マルチユース(STBやブロードキャストなど)」4点を挙げてiVAST製品の魅力について説明した。
また、「iVASTはMPEG-4に関するトータルソリューションを有しているが、まずはクリエイト(製作側)から提供していく」と同社の方針を明らかにした後、「(DVDオーサリングツールの)Scenaristは現在、約4,000ライセンス契約を結んでおり、ソフトだけでなくハードウェアなどシステム全体で導入している事例が多い。iVAST製品についても同様にソフトウェアだけでなく、システム全体での販売が多くなるだろう」としている。 会場では、同社のツールを使って作成したMPEG-4コンテンツのデモも行なわれた。バックに動画を流しながら、サムネイルの動画表示やメイキングを表示するなど1種のピクチャインピクチャ的な表示を行ない、ISOの規格に準拠しながらも他社よりも早く新機能を実装できることをアピール。さらに、1280×720ドットのHDTV映像を5Mbpsで出力し、高解像度にも対応できると説明した。 なお、販売計画については、「システム構築やDRMなどのさまざまなソリューションを含めつつ、5億円程度の初年度売上を見込んでいる(ダイキン工業 電子システム事業部 第二部 課長 ASDグループリーダー 東風春雄氏)」とし、「現在のDVD製作関連の市場は20億円、システムでその倍ぐらいだと思うが、将来的にMPEG-4はDVDの市場より大きくなると思う(東風氏)」と今後の見通しについて語った。
□ダイキン工業のホームページ (2002年10月28日) [usuda@impress.co.jp]
|
|